[23.04-06] 夫婦が壊れるとき

稲森いずみ主演の、リメイク作品が、実は春ドラマの楽しみの1つでした。

最近、30分放送の短いドラマがお気に入りなので、まさに好みぴったり。

内容もドロドロだけど、放送が小刻みだからテンポが早く感じ、一気に視聴するパターンの私としてはちょうどよく、少しハラハラしつつも、ヒロインが目的を無事遂げられますようにとひたすら楽しみました。

一番痛快だったのは、不倫相手の実家での暴露話だったかも。

なぜか若いお嬢さんに本妻がしばかれるというシーンがありましたが、「家族がいる男に股を開く方が悪い」と言ったらお嬢さんの父親に逆上されたりありましたが、ある意味、復讐としてこのシーンはまさにそれだ!というシーンだったと思います。家族を壊したから報復受けた感じですよね。

自分を妊娠させ、生むのを決めていいと言い、だけど自分が育てた息子を捨てきれず本妻ともめる男を見ても尚、別れを決められないお嬢さんが一番オカシイ。

さんざん、正妻を煽りに病院(本妻の職場)へ行ったりしたのだから、ちょっと報復されるくらい覚悟しろよと思わずにはいられないけど、男をあきらめない覚悟しかなかったのはこのドラマのほの暗い部分だなと思います。

作中に出てくるDV男を彼氏に持つ芽衣ちゃん(結城モエ)役の子が可愛いな、胸大きくていいな、と発見です。Wikipedia見てたら、ちょいちょい見たことがあったらしいのですが、今作ほど記憶に残っていなかったので、私にとってはこの作品で発見でした。

 

[22.10-23.03] 相棒 Season21 

うっかりしていたら、科捜研の後に相棒22が始まるのでは…?!と邪推して(笑)慌てて視聴再開です。前半部分は何とか見終えていたとはいえ、シーズン21は長かった気がします。

寺脇さんが復帰し、初代の相棒に戻ったということで、「相棒」をちょいちょいテーマとして挟んできて、2人が離れていた分の時間と互いの擦り合わせが垣間見えました。

特にこれだ!と思ったエピソードはありませんでした。初期の頃の様な刺激的なエピソードが見たいなと改めて思います。時代的に無理なのでしょうか?相棒なら総理大臣(今なら岸田だし)相手でも奮闘してくれるようなエピソードないかなぁ。朱雀の時はサクッと終えたし、そんな感じでもいいし、割と日常系?とも思えるエピソードが多いので、初期の頃の刺激が欲しいです。

ミッチーが出てくるとワーイとなるので、また偶にでもいいので出演待ってまーす。

 

[23.01-03][NHK]大奥 

よしながふみ原作版は映像化する機会が多いな、という印象です。最初は余り興味を持てなかったのですが、吉宗役に冨永愛というので惹かれました。モデルさんの長身に映える着物姿!柄が美しく見えるかなと期待しつつでしたが、意外と背中すっきり移る映像がないので、その辺は肩透かしでした。残念。

でも、3部構成だったので、割と見易かった点と、フジテレビの大奥とは違うパターンのお話だった点も男女それぞれの苦しさを垣間見ることができて味わい深い作品でした。吉宗編、テンポよく楽しめたし、良作をNHKの豪華なつくりとキャストで視聴できるのは良かったです。

迫力と品を兼ね備えた春日を斉藤由貴、複雑な生い立ちの家光を堀田真由、色好みと称されながらも学問への造詣も深い綱吉を仲里依紗が、それぞれのキャラクターを惜しみなく演じきったなと。子を成さねば成らぬ、そのことが役目とばかりに苦しみを抱え生き抜く様と影となり支える男性側という逆転大奥だけど、それを感じさせない世界観が非常に好きだなと思える作品でした。

原作は途中までしか読んでいないので、秋からのシーズン2も楽しみです。

 

 

[20.01.04-05][21.01.03-04] 教場Ⅰ,Ⅱ

[23.04-06] 風間公親-教場0-

余り興味がなかったのですが、コミカライズ版は興味深く読了したので、ドラマ版を視聴することにしました。

2時間×2日分が1セットですが、これを連続してみると息切れしました。

原作のコミカライズ版である程度、雰囲気は知っていても、映像化するとやはり違うものは違うのかもしれません。

Ⅰのキャストに苦手系が多かったので、結構辛かったです。

Ⅱの方は、最初の蟻事件がエグイのでドン引きでしたが、それ以外は概ねドラマとして視聴できました。Ⅱの方がキャストが見易い。

これ、別にキムタクでなくてもいい感じなので、他のキムタク出演ドラマと比べて、その点は見易い印象でした。

続けて連ドラ版。こちらは指導官として刑事としての育成をしていくパターンでしたが、教場よりも緊張した雰囲気はないので、全然楽に視聴しました。しかもゲスト出演者が豪華だったというサプライズ。基本的に指導する相手の欠点やトラウマを上手く克服させつつ事件を解決する過程で必要な要素とどう向き合うか的な雰囲気を掴みつつ、風間教官の前日譚としての位置づけもある程度納得できるものでした。

教場Ⅱでは、「ナイフ」と指定せず、「持っているものを捨てなさい」とか、現場でどう取り組むか、が教場で教えたこと、そこからでた世界でどう身を守り職務に励むか、対比もできるので、事件の内容云々ではなく、職に向かい合う姿勢を描いている点がドラマ版の特徴として楽しめました。

原作が、98期→100期→前日譚→102期→94期とか進んでいるのか逆行しているのか、流れがよくわからないから、ドラマは続きがあるような、これで〆でもいいような、つくりだなと思ってしまいました。