セイバー、凛、そして桜ルートをもとにしたアニメ、これで見終えたかな?

そして皆が皆、一番まとも?な性格していた気がします。これまでが極端だったのと、士郎が主人公でも周りに振り回されることが多かった印象が、このルートでは自分の意思を一番強く貫いたイメージがありました。

セイバーも一番強いし(笑)、凛は妹への思いが反映されている分落ち着いているし、言峰神父はzeroとは違った意味でありとあらゆる面で活躍しているし、イリヤの存在が上手く活きている、という面でも楽しめる点が多かった気がします。

 

さて今作メインヒロインの桜。

魔術師の家系ゆえに養子に出され、間桐の爺様の願望をかなえるための聖杯の器、としてだけ存在する悲劇の少女。義兄からは性の暴力受けているし、中々重い運命だなと思いますが、このシリーズだとヒロインはそれぞれに過酷な運命をもつから、ラストで生き延びているだけマシな部類かも?と思えます。

トゥルーエンドを描いただけあり、きれいにまとまって終わっているので、見終えてスッキリするのもいいところでした。

凛の時とかの朝チュンではなく、それっぽく行為を描いたのは意外だったけど、希薄な存在である桜の存在を意味する上でも必要な要素のようにも思えるのでありかな。味がしない、温もりをまだ感じられる、と人間ではなくなっていく桜の過程と、ただ唯一桜が必要とする士郎との関係性が感じられました。

本編のルートをざっくりカットしているのも見易くて良かったです。また同じシーンを見るのかと億劫なUBWは苦痛でしたがHeaven's Feelは本編を補うシーンもあるからこそstay nightを改めて楽しめるのだと思います。

ギルガメッシュの「よもやよもや」も個人的にツボでした。本人の気が付かない間に桜が食ってたという衝撃。

そしてCV.杉山紀彰のクオリティの高さ!さすが杉山さん!たくさん堪能できて満足です。