ジェラルド・バトラーの視聴リスト、ラストの2本です。

これで予定していた作品が終わります。おそらく(笑)

まずはじめに「ヴァニシング」。

1900年代の実際に起こった灯台守3人の失踪事件を題材として描かれる今作。

灯台守の3人、大ベテラン、ベテラン、新入りの3人の男性を中心に描かれます。

上から下へ、灯台守の仕事を教え、日々3人だけで生活をする、端的に孤独な3人ではあります。ただただ平凡ではあるものの、必要不可欠な仕事を真面目にこなしていく日々。

ある日、入り江に座礁した小舟を発見と共に、積み荷と倒れた男1人を発見。積み荷を引き上げようとしていた際、倒れていた男が気が付き、灯台守の新入りが襲われ死闘が始まりました。運よく新入りが生き残り、相手の遺体をどうするか、捨てようとなった時、その男の仲間が上陸し、アクシデントに対応するすべを悩みはじめます。しらを切りとおしたいが、積み荷の中に金塊があり、それを回収しようとする遺体の仲間と、金塊に魔が差した灯台守。

結局、自分たちを守るために金塊の持ち主たちを殺し、殺したことへの後悔から荒れ、うつ状態に陥り、最初に手を下した新入りが居なければ…と新入りを殺害。そして、すべてを海の中へと鎮めることで何もかも消し去ろう、自分さえも。というかなり気の滅入るストーリーでした。

ミステリー・スリラーとジャンルは知っていたけど、こんなに暗いお話になるとは…!という感じです。後味の悪さと、自分のしてしまったことへの公開。閉ざされた環境の中で生き残るためにしたこととはいえ、それなりに割り切れぬ思いがジェラルド・バトラーの演技から伝わってきました。大ベテランのトマスの方も、下の2人を取り成しながら、バランスを保とうリーダーとして引っ張っていこうとしますが、ことが事だけに破綻は免れませんでした。こちらも苦い思いだけが残ります。

 

ということで、口直し的に2本目に連続で入りました。

ホワイトハウスが朝鮮半島からの刺客に占拠される大胆なストーリーを描いた第1作目「エンド・オブ・ホワイトハウス(邦題)」から、今作3作目は大統領が、副大統領を演じていたモーガン・フリーマンの時代へと移り変わっていますが、ジェラルド・バトラー演じるバニングは満身創痍のまま痛み止めを常用しつつシークレットサービスの任務に就いてます。もう少しで長官になるらしい。

大統領の休暇に伴い、任務に就いた先で、ドローンによるテロ攻撃を受け、バニング以外のシークレットサービスは殉職、大統領は意識不明となり、テロは「バニングが犯人」と用意された証拠によりFBIから追われる展開になりました。「Angel has fallen」のエンジェルは、エンジェルガーディアン(守護者)の名を持つバニングが窮地に陥るというタイトルだったのか、となるほど展開です。前2作は追う方というか狩る方のイメージが強いのですが、今回は、逃げながら、事実を掴み、もう一度、大統領を守るために戻ってくるストーリーでした。

さすがに、屈強なシークレットサービスでも、ボロボロだなという印象です。

銃火器も穴の開き方が、尋常ではなく、昔の描写より威力が上がっているんだなと素人の自分は思うほどに、熾烈な銃撃戦でした。

今作の救いの手は、バニングの父親。ベトナム戦争に従事した人で、社会に戻らない生活を選択し山の中で暮らしているけど、撃退術は天下一品の変わり者でもあります。家族を思うからこそ距離を置いた父と、やはり心配だからどこにいるのか定期的に追跡していた息子の再会と、現状打開していくすべが見どころでした。

ラストで長官になったバニング。さすがに続編はなく3部作だろうなと予想しています。

年齢を重ね、それを反映する役が多くなったジェラルド・バトラー。

今後はどういう作品に出演するのか、ちょっと気になるけど、いったんここで打ち止めです。

 

本当のところ、ハリウッド映画の見たい作品のリストが短くなりすぎて、ストックありません(笑)

現状、ジュラシックワールド3作目と、暗そうかつ時間長すぎの007、しか残っていません。