(2022) 鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成

久しぶりに見ると学芸会?、コスプレ大会かな?みたいな雰囲気で始まって、テンポ悪いスカー編だったという印象。CV.三宅健太でアニメ視聴していたので、スカーがこれじゃない感満載でツラかったです。

でももっと色々あったけど、見慣れてきた「最後の錬成」の方では、山田涼介が今作では割と大根ではないのでは?という気さえ起こる不思議が発生しました。

2役(父親の若い時代含めると3役)演じたし、声も低めにつくっているし、周りに刺激されて伸びた感じがありました。

本作の主役は、間違いなく内野聖陽でした。独断場の連続で、コスプレしても違和感を感じさせないし、やっぱりすごい!に尽きました。

ストーリー展開が、原作から切って捨てて拾って、繋いでみました、みたいに思える変なストーリーではありますが、内野聖陽と山田涼介の熱演で乗り切ったかも?と思えるので、思っていたよりも苦痛なくみれたと思います。我ながら不思議すぎます。

エンヴィー(キャラが少年体でも本田奏多が細すぎ)とか元の姿を再現している点は気に入っているし、アニメ版ではしっかり余韻を引きずるグリードはじめ滅茶苦茶ダイジェスト版でしたが、まぁいいんじゃないでしょうか。CGが基本だから演技するのも大変だったろうと予想。次第に慣れてよくなっていった気がするから、それでよし。

個人的にアニメ版のキャストは最高だったし、ストーリーも長編をじっくり感慨ある作品だったので、無理ある実写版はこれでよし。

 

(2021) 護られなかった者たちへ

個人的に生活保護に関するドラマとかは苦手な部類なのですが、今作は更に震災を含め、ヘビーな背景で描かれる作品だっただけに、前半、見ているのもツラい部分はありました。後半、ミステリー部分になるのかな?事件へとつながる道筋に戻ってきたときに、役者の本領発揮だなと思えるシーンとともに繋がって、一気に魅力的な作品だったと思います。

佐藤健の演技もさることながら、本作はやはり清原果耶がその存在感を極めていました。

佐藤健が演じる役柄をミスリードで注目させる展開ですが、自然と目がいくのは清原果耶の方でした。回想シーンで再度見ても生み出される表情といい違和感なくシーンに溶け込んでいるし、結果的に主役たちを食う存在に成り得るので、やっぱり良い女優さんだなと再認識しました。個人的にはBORDER衝動を見て、翡翠シリーズ半分見てからの今作でした。「ファイトソング」は見るか否かどうしようか悩んだのですが結局パスしたので、本当に久しぶりだし、今年2作(映画1本、ドラマ1本)見られたので満足感が大きいです。

重厚なストーリーで目を背けたくなる背景でしたが、見終えてモヤモヤもなく、彼女がなぜその選択肢に至ったのか、思いのたけがこもっていたのと、阿部寛演じる役が、震災で見つけられなかった息子の最期の時を聞いて「教えてくれてありがとう」と一区切りつけたシーンが胸にきました。悔しい気持ちも憤りも、すべて飲み込んだ、そんな言葉でした。

見終えて良かったと思います。

 

(2022) シンウルトラマン

中身は…ストーリー性はすっからかん?というイメージはあるのですが、軽いテンポで進む娯楽作品として子供も見られる作品かな?とは思いました。

個人的には、長澤まさみ、早見あかりとかお気に入りの女優さん出演していたから、まぁいいかなという印象です。

高橋一生の使い方が声のみなのですか?勿体ないです。

子供のころに見たウルトラマンとは違うけど、「シン」とついているし、付随する作品くらいの位置づけで軽く見て正解だったのだと思います。

 

(2022) コンフィデンスマンJP 英雄編

ほぼ蛇足感で視聴しました。詐欺師からお宝を奪い取れ!的なノリで展開するんだろうなと思って見ているから、早く後半のネタ晴らしにならないかなと思いつつ、長澤まさみのコスプレを見るためだけに存在する映画となっております。(個人的見解)

演じる側が楽しそうなのが何よりではありますが、ストーリー的には劇場版よりもTV版の方が好きだったので、大掛かりな仕掛けを見守る状態です。

長澤まさみの白いうなじがきれいでした。

もはや何目線で観たらいいのかさえわかりません。

軽くノリを楽しむのみ(笑)