The Phantom of the Opera (2004)

ジェラルド・バトラー出演作だったことと、フィギュアスケートでよく使われる曲というイメージで観てみた作品です。

結論から言うと、まったく好みではないです。

ミュージカル映画は少しだけ見ますが、そもそも好みのジャンルではない点と、ストーリーが救われ無さ過ぎてうんざりしてしまうからダメでした。

ファントムの存在自体が謎ですが、少年Aが隠れ住むにしても難しい環境だっただろうなと想像できるし、その中で愛した女性を振り向かせられるか?といえば難しい。ライバルは爵位があるから難敵だし、出資できる資産もある。そしてヒロインの幼なじみ。とかファントムからすると壁だらけの恋は儚過ぎました。

そもそもジェラルド・バトラーであってもなくても、このファントムは良い訳です。

ジェラルド・バトラーは強い男を演じている作品を見る方が楽しいんだと改めて感じたのでした(涙)

 

Moonfall(2021)

ローランド・エメリッヒが描く今回の地球の危機は、月が地球に落下してくる?!というもの。宇宙人との戦いや氷河期到来とは違い、月の中の文明、そして進化して敵対関係となったAIがテーマ。これはこれで、ローランド・エメリッヒだと思えば楽しんで見られる娯楽映画でした。前提があるから見られる映画という訳です。

メインの3人も馴染みある俳優さんだったので尚更見やすい。

まずは、X-MEN等でお馴染みハル・ベリー。そして奇しくも先日観た「オペラ座の怪人」でファントムの恋敵役だったパトリック・ウィルソン。おっさんになったなぁという印象。いや…マジでそんな感じ。そしてゲーム・オブ・スローンズのサムウェルでお馴染みジョン・ブラッドリー。パトリック・ウィルソンだけ、なぜか年齢を感じるっていうね(苦笑)

一度地に落ちた男の復活劇と離婚している家族関係というアメリカ映画で使い古されたパターンをベースに物語は展開。月の落下を防ぎ、地球を守れるか!?ギリギリの攻防戦です。怪獣映画やかつての作品「インディペンデンスデイ」の様に安易に核を使えないパターンと、解決策は宇宙へ飛んだ人たちだけ、そして地球に残された人の2つが同時展開するこれまた同じ様式美なので、特別緊張感もなく、物語をその時間の間楽しむという感じでした。

個人的には恐竜映画やエイリアンものの方が好きかな。

 

Venom(2018) / Venom:Let There Be Carnage(2021)

弟がこれはパス、と言っていた理由が何となくわかるような(苦笑)

1本目はそんなに面白いわけでもなく、エイリアンとの合体した男のお話、っていうだけなんですよね。

地球外生命体と同化するまでのお話が割と長めなんだけど、ヴェノムが必ずしも強いという訳ではないことが終盤のバトルで分かるので、まぁそれなら序盤が長くても仕方ないかなという印象でした。しかし、主人公に暴露した博士が共有体実験では同化できず、むしろ殺してしまったのはなぜなんだろう?地球外生命体側にも拒絶反応出た?その辺の理由に触れてくれていないような???1本目は、これだけが気になる(笑)

2本目は、主人公とヴェノムの掛け合いが面白かったです。壮大な喧嘩もしているし、元恋人のアンは婚約しちゃって2人揃ってガッカリしているし(笑)、人間と馴染むヴェノムの行動が割と面白い。血を含んだだけでヴェノム2号ができるのはこの生命体の不思議。無理無理言いながらも戦うヴェノムの個性を垣間見ました。娯楽映画にちゃんとなっている点は好評価。

 

The Taking of Pelham 123(2009)

デンゼル・ワシントンの「サブウェイ123」再視聴です。かなり昔に見た映画ですが、ジョン・トラボルタの悪役はさすがだし、翻弄される地下鉄職員のデンゼル・ワシントンも人間らしさを感じる演技でした。ほとんど2人の掛け合いだし、ストーリーも至極単純だったりしますが、ほろ苦さもある映画です。改めて見ると、おっさんたちの演技に惚れ直します。

意外と今回見た作品の中では、好い映画の部類に入るかも?

最近の作品よりも、以前の作品の方が、やっぱりいい作品だなと思えるものが多い気がします。