片頭痛のように運動や光、音などの刺激によって悪化することはなく、吐き気や嘔吐も伴いません。

緊張型頭痛の罹患率は、一般集団において生涯有病率が30~78 %の範囲とされており、二次性頭痛のなかで最も多い頭痛と考えられています。成人の22%、約2,200万人が緊張型頭痛といわれています。
具体的な症状としては、重い鈍痛、頭部の圧迫感・緊張感、被帽感(帽子をかぶったような感じ)、牽引感(ひっぱられる感じ)、絞扼感(締め付けられる感じ)を感じます。
また、随伴する症状として頚部のこり感、項部の張り感、フワフワする浮遊感、軽い吐気などを感じることもあります。
不眠・睡眠障害、食欲不振、うつ状態などを訴えることもあります。
日内変動としては午前中よりも午後(4~6時)に症状が重くなり、週内変動としては片頭痛が週末に起こり易いのに対して、緊張型頭痛は平日のほうが発生頻度が高いと言います。
治療点○
