大事なもの
暖かくなってきましたね。
寒さのピーク時は凍死するかと思われた北向きの私の部屋も、人間が生息できるくらいの温度になってまいりました。
さむーい日はたくさん着こんだものです。
着替えていると遊びにくる一歳児。
化粧品の棚をあけて、香水のビンをパパのところに届けたり
鏡の前で、髪の毛をとかしてうっとりしたり。
それはブラシじゃないから∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
(正解:靴用たわし)
そしてふと、私と目があう。
あっ。
見られた・・・!
これは、ママがおなかをあったかするための毛糸のぱんつです。
ほら、お花が描いてあるんだよ、かわいいでしょう。
・・・あっ、パパにはもっていかなくていいからね。
むしろ内緒にしておいてくれ。
うなづくつんた。
それはお前の大事なものなのだな、秘密なのだな。
わかった、任せておけ。
それからです、どこからともなく
毛糸のパンツが私の手元に届くようになったのは。
しかも真剣な表情。
息も荒くお届け。
・・・ありがとう。
そろそろいいよ、あったかいから。
パパにもばれたしね。