前回からの続きです
保護したカラスを段ボールに入れ上からバスタオルをそっと被せて一晩過ごしました。
翌朝恐る恐る覗いてみると
生きてる
良かったぁΣ(´∀`;)
朝一番に行きつけの動物病院へ。
保護したままの上が空いてる段ボールにカラスをいれた後、フタ代わりに昨夜のバスタオルを被せて紐で周囲を縛ってとりあえず仮ケージ完成 だってないんだもん
仮ケージを助手席に乗せてシートベルトしてそろそろと車を走らせました。
保護した時に雨が降り始めたのですが、その後どしゃ降りになり翌日も終日の雨。
私に捕まってなかったら多分この子は衰弱して死んでただろうな・・・
ワイパー動かしながらそう思いました。
病院の駐車場から両手で仮ケージ抱えて歩きずぶ濡れ。
事情を話し待つこと20分ほど。
呼ばれて仮ケージごと診察室へ入りました。
さすが野生の生き物。
隙あらば先生やスタッフさんに噛みつこうと激しいクチバシ攻撃スイマセン
助けてくれてるんだよーッと言う言葉がカラスに伝わらないのがもどかしい
カラスからすれば痛いしそりゃ必死に抵抗するわな・・・
ついに先生が勝利しクチバシを押さえつけられ大人しくなりました。
先生曰く、
あーこりゃ折れてるねぇ。
ぶつけたな、これは。
やっぱり翼が骨折してました
私:骨折が治ったら元のように飛べますか?
先生 :んーどうだかね。くっついてもひょっとしたら駄目かもしれん。
( ̄□ ̄;)!! えっえっ
私 :もし飛べなかったら(野生に戻せなければ)私がこの子を一生保護しなきゃいけないんですか?!
いくらなんでもそれは想定外うわぁ
先生 :多分大丈夫じゃない? それにもしそうなってもカラスは頭がいいから懐くよ、きっと。
この人多分面白がってる(他人事だしな)
先生は折れた翼の部分をテーピングし、抗生剤を飲ませ、ノミのスプレーもしてくれました。
先生:まぁ1週間から10日くらいかな。
カラスは残飯でも何でも食べるし、とりあえず犬猫のケージに入れとけば大丈夫だから。
犬猫のケージと言われてもウチは犬猫飼ってないのでケージといえば小鳥とハムスター用の小さいのだけ。入らんわ
私が『あの~犬猫用のケージっておいくらくらいするのでしょうか?』と恐る恐る聞くと8000円くらいという答が
一週間の保護だけの為にデカい8000円のケージか・・・(今後使い道も無さそう)
でも背に腹はかえられない
(自分から保護したんだしな)
カラスに向かって
『分かった。買ってやる(涙)』と呟いた私を不憫に思ったのか、
先生 :犬猫飼ってないのか。
うーん、そうだホレ、フェレット用のケージで使ってないやつあっただろう
とスタッフさんに指示してフェレット用のケージを貸してくれました
しかもしかもスタッフさんから、
『カラス入れていきます?』
もちろんですとも
10分ほどしてペットシーツを敷いて組み立てられたフェレットケージにカラスがセットされた状態で引き渡されました。
カラス快適そう←顔がそう言ってる
ここは(前から思ってたけど)何ていい動物病院なんだろう
本当に本当に有難う
朝晩2回の抗生剤2種類と診察料で4000円ちょっと。
次は一週間後に来てくださいとの事でした。
カラス、というのも何なので名前をサツキちゃん(五月に保護したから)にしました。
家族を巻き込んでサツキちゃんのお世話が始まりました。
続きます