毎週あるこのクラス、今は眠りの森の美女。
少し振りを変えてあるとはいえ、大人からバレエ組には、かなり難しい
3、4か月かけて、一つのクラシックの作品を練習させていただける、ありがたいクラス。
天井が低いので、高いリフトはしないけど、リプカなど、一通りのパドドゥならではの振りがある。
私はゆっくりのアダジオは好きだけど、ドンキのアントレとか、回転ものが苦手
グニャグニャの軸で曲がりくねった体では、難しいのもムリはない
サポートのあるピルエットならまだ怖さも軽減されるけど、1人でやるのは、本当に怖くて、できない
眠りは、終わり頃に、シェネがある。
私は1人だけ、全くできない
以前、別の演目でシェネが出てきたとき、それを笑ったり、悪く言われたりして、涙がこぼれそうになった
今は、聞こえるように悪口をいう人はいないから、そこはほっとできるけど、明らかに1人だけできないので、先生もなんとかしてくれようと、私だけ何度も練習。
ますますできず、いつもできなくても楽しいレッスンが、今日は辛かった
このパドドゥ、私がやりたくない理由がある。
右軸、右脚プリエがたくさん出てくるからだ。
最初の片手プロムナードはまだいいとして、右軸の回転も多く、最後の、座った状態からポアントで立って、片手プロムナード、できなさそう
右は、膝だけではなく、足首の手術を何回もしているので、よほど引き上げてないと、脚に負担がかかる。
バレエは、当たり前のことだけど、脚が悪いと、機能的にできない。
その上、リスクと恐怖がある。
恐怖を感じると、本能で、体を丸く固めてしまう。
果たして、趣味なのに、恐怖を感じてまでやり続けるのはどうなんだろう。
健康な人なら、10年続いてからがおもしろくなるという。
私は、もうすぐ10年、よく持ちこたえた。
本来バレエなんてムリな右脚を酷使して、消耗させてしまった。
そろそろ限界が来る自分の体をねぎらうときがきた。
だけど、なんとか、来年の舞台までがんばって、無事に終えたい。
今日も大好きな神社にお参りした。
どうか、無事に出て、無事に終われますようにと。
今日もケガなく、レッスンができたことに感謝して、神社の神様にお礼して。
今日も神社の中を、清々しい風が通り抜けた。
脚が悪くても、レッスンに参加させていただけたこと、それだけで、もう十分ラッキーなこと。
モヤモヤした気持ちは、風と共に、いつの間にかなくなっていた