O脚もX脚も、骨盤のずれが引き起こすものです。骨盤や骨格にゆがみがあると、骨盤が開いてしまって、ヒップライン、脚のラインが崩れます。そうなると、下半身全体の血行が悪くなり、新陳代謝が悪くなって、脂肪の付きやすい体になってしまいます。また、その部分の内臓の働きが低下しがちになり、水分をため込むためむくみや冷え性になりやすくなります。
しかも、このゆがみは女性の子宮や卵巣の病気、肩こり、腰痛などを引き起こす可能性もあります。その他にも胃腸の不調、頭痛や不眠症、疲れやだるさ、肥満。どれも思い当たるものがない人はいないのではないでしょうか。
また、ゆがみが進行すれば膝関節痛、エスポロン(骨盤が傾いていることによって踵に重力がかかり、骨や筋肉が変形し骨の表面に隆起が生じる)、椎間板ヘルニア、座骨神経痛といった病気を引き起こすこともあります。

見た目の悪さだけでなく、脚の形の悪さは確実にあなたの体を蝕んでるのです!

鏡に足裏を向けて仰向けになり、鏡の中心線に身体の中心を合わせて自然に力を抜いた状態で足の爪先を見ます。この時、爪先とかかとがきれいなVの字になっていなければ骨盤が曲がっている可能性があります。足の傾きを見ると、股関節のずれがよく分かります。(骨盤のゆがみ)
図の左側のように左右両足の傾きがほぼ同じになるのが理想的です。いずれかの足が大きく傾いている場合は、股関節のずれがあるはず。右足が傾いているなら右の股関節が、左足なら左の股関節がずれています。
両足のつま先が内側に傾いている場合や、逆につま先が図の左側の理想形よりも極端に外側に傾いている場合も、股関節のずれがあると考えられます。(骨盤のゆがみ)