【読んだ本】「獺祭(だっさい)」という日本酒を知っています?/『逆境経営』桜井博志 | kottsunのLogノート

kottsunのLogノート

主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。


逆境経営

「獺祭」という日本酒をご存知ですか? 自分は今年の正月に弟が持ってきて初めて知った酒です。日本酒というと甘ったるくて、あまり飲む機会が少ないのですが、この「獺祭」はすっきとしていて、とても美味しかったです。げんに4人で飲んで、2時間で一升瓶が空いてしまうくらいでしたから。


ちなみに美味しい日本酒というと、どういうことを思い浮かべますか?

・新潟を中心とした寒い地域での作る

・頑固な杜氏がいる

・少量生産

などをイメージしますが、この獺祭は山口県岩国市に酒蔵があり、杜氏ではなく技術社員が年中 酒を作っています。


「え? そんなので、本当に美味しい日本酒が作れるの?」


その回答がこの本には書かれています。

タイトルにもあるように、普通にして出来る話ではありません。

逆境をバネにして生まれた日本酒「獺祭」


その生い立ちをぜひ読んでみて下さい。

おすすめの1冊です。


================================

目次

はじめに

1章「負け組」の悲哀を忘れない

2章 大失敗から学ぶ

3章 捨てる勇気を持つ

4章 「できること」と「やるべきこと」をはき違えない

5章 常識や慣習にとらわれない

6章 伝統が持つ奥深さを侮らない

7章 発信しなければ伝わらない

8章 打席に立ったからには、思い切りバットを振る

おわりに

資料/日本酒ができるまで

================================


そこには、経営美学もマーケティングもありません。いかにして目の前の危機を切り抜けるか。その連続でしかなかったのです。


企業である限り社会に貢献しなければ存続する価値は無い


徹底的に『美味い酒』を作ろう


価格に見合った満足を提供できなければ、お客様はおいしいと感じてくださらない


こだわったのは、社内の熱意をいかに維持できるか


大和魂や個人のの重労働によった酒つくりではなく、毎日の決まった仕事を淡々とこなすことで、最高の品質を可能にする酒造りの構築を目指しています


がんばらないけど、あきらめない


まさに今、世界は地理的な距離ではなく、人と人の関係で動いている


「日本的なもの」とは、すなわち、「洗練」だと思います。「カイゼン」と言い換えてもいい



逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法/ダイヤモンド社
¥1,620
Amazon.co.jp