『ウメサオタダオと出あう 文明学者・梅棹忠夫入門
昨年3月から6月にかけて、大阪の万博にある国立民族学博物館で
開催されていた、『知的生産の技術』の著者でも有名な梅棹忠夫さん
の展覧会「ウメサオタダオ展」。
このイベントで「はっけんカード」と名付けられたアンケートに、書かれた
内容を抜粋しながら、梅棹忠夫という人物を紹介してくれている
という、ちょっと変わった面白い内容の本でした。
この展覧会の存在は知っていたのですが結局行かず、
この本を読んで、「行っておけば良かった」と後悔

非常に読みやすい内容になっており、副題にもある
「文明学者・梅棹忠夫入門」
と言うのにぴったりだと思います。
自分もこの本を読んで梅棹忠夫に惹かれ、、改めて
『知的生産の技術』を読みなおしました。
「梅棹忠夫って誰?」という人にはピッタリの本です。
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目次
第1章 わたし発見(同一視型「わたし発見」
ふりかえり型「わたし発見」
共感型「わたし発見」
ひらめき型「わたし発見」)
第2章 ウメサオ発見(手法の分析
思想の解説
個別的特徴
総合的評価)
第3章 次世代との対話(アンダー10
アラウンド12)
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役に立つかどうかよりも、書くことその物に意味がある
なにごとも書き留めておかなければ、すべては忘却のかなたにおきさられて、きえてしまう。
わたしたち自身が、今やっていることが、すなわち歴史である。
ウメサオタダオと出あう 文明学者・梅棹忠夫入門

