自己啓発書の紹介の際に必ず出てくる本の一冊です。
前々から持っていたのですが、簡単に読めるということで逆にほったらかしにしており、ようやく読むことができました。
読んでいて思い浮かんだ言葉は「スピリチュアル」。
いろいろな自己啓発の本を読んできましたが、この本はまさにその原点に近い部分がありますね。
つまり『「原因」と「結果」の法則』が 世の中で変えられない原理、原則だからでしょう。
ただそれはわかっても実際、具体的にどうやって、どうしていけば良いのかわからないのが人間です。だからこの本の原則をベースに、それに対する具体策を書いたものや、もっと具体例を乗せたような自己啓発書が世の中に出ていくし、また多くの人に読まれるのだと思います。
原理・原則はシンプルなものである。だからこそ難しい。
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目次
訳者まえがき
はじめに
思いと人格
思いと環境
思いと健康
思いと目標
思いと成功
ビジョン
穏やかな心
訳者あとがき
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自分こそが自分の人生の創り手である
人は誰も、内側で考えている通りの人間である
自分の内側で機能している「原因と結果の法則」をはっきりと認識しなければなりません。そしてその認識は、自らの試みと経験と分析によってのみもたらされます
私たちの人生を構成しているあらゆる要素が、決して誤ることを知らない法則が正確に機能した結果なのです。
私たちは、自分が望んでいるものではなく、自分と同種のものを引き寄せます
自分自身の内側で「原因」を養いながら、外側の「結果」に戦いを挑むことに他なりません。
人々の多くは、環境を改善することには、とても魅力的ですが、自分自身を改善することは、ひどく消極的です。彼らがいつになっても環境を改善できないでいる理由が、ここにあります
人間は、理にかなった人生の目標を心に抱き、その達成を目指すべきです。その目標に、自分の思いを集中して向け続けるべきです。その目標は、その時々の内側の状態に従って、精神面の理想であることもあれば、物質的な目標であることもあるでしょう。そして、そのどちらであっても、もし人生の漂流者となりたくないのなら、自分自身の思いを、自らの手で設計したその目標に集中して向け続ける必要があります。
人間は、もし成功を目指すならば、自分の欲望のかなりの部分を犠牲にしなくてはならないのです。
人間が発生するあらゆる成功が努力の結果です。そして、努力の大きさによって結果の大小が決定します。そこにはいかなる偶然も介在しません。物質的、知的、精神的達成すべてが、努力の果実なのです。
「原因」と「結果」の法則

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