『秋田県式家庭学習ノート』 主婦の友社編 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。


図書館でたまたま目に止まり、しかも自分の好きな「ノート」という言葉があったので読んでみたのですが、とてもおもしろかった。やはりノート作りは素晴らしいということを感じさせてくれます。
出来れば自分の子どもにも身に付けて欲しいことなのですが、まずは自分が同じようなことを行ない、それを子どもに見せる。そして子どもがそれを真似てやってくれたらいいなぁと思います。

あとところどころに書かれている親として行い、考えはとても重要。
自分自身気をつけて日々を過ごしたく思います。


なおこの家庭学習ノートとは、授業を受ける際に使用するものとは別に、家で勉強する際に使用するノートのこと。このノートを使うことで家庭での学習習慣が定着していくというのがポイント。

メリットは
・毎日の家庭学習をサポートする
・基礎学力アップ
・子どもの学習段階が把握できる
・創造性とプレゼンテーション能力を養われる
・コミニュケーションツールとしても有効
が挙げられます。


なおこの家庭学習ノートを個人的に活用するには
・子どもと一緒に取り組むこと
・勉強を楽しむ仕掛け作りをする(シールを貼ったり)
・始めはハードルを低くする
・頑張ったら認めて、ほめる
・ときには失敗してもOK
・自由テーマで得意な教科を伸ばす
ということが必要です。


そして中学年での具体的な取り組みのポイントとしては
☆毎日の基本
 ・日付と始めた時間、終わった時間を書く
 ・これから勉強するめあてを書く
  (言葉の意味調べ、テスト問題の復習など、自分が何に取り組むのか意識させる)

☆内容
 <国語>
 教科書の書き写し/漢字練習/言葉練習/読んだ本の感想/日記/作文など
 <算数>
 計算練習/算数の問題づくりなど
 <その他>
 調べ学習
 理科や社会の授業で習ったことについて、自分なりに調べてみる

☆終わったら(保護者)
 ・ノートをチェックして、コメントを記す
 ・自分で丸つけをさせる。間違いがあったら必ず直す習慣をつけるようにする

といったことになります。


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目次

第1章 家庭学習ノートとは-授業ノートではないノートの存在

第2章 家庭学習ノートを見せて!-小学生100人のノートより

第3章 親のかかわり方-秋田県内小学生の親へインタビュー
   習慣化の第1歩は親の意識から
   父親参加型のわが家の教育
   クラブ活動との両立
   気づいたら習慣に
   「ひとり勉強」で得たもの・・・親子それぞれが語る

第4章 家庭学習ノートの効果と取り組み方-子どもをやる気にさせる10か条
   1 勉強嫌いにさせない
   2 環境づくりでその気にさせる
   3 嫌にならない学習時間とタイミング
   4 自信を持たせる
   5 習慣づけのポイントを活用する
   6 ご褒美を利用する
   7 プレゼンテーション能力を引き出す
   8 学ぶことが楽しくなるきっかけづくり
   9 家庭学習ノートをコミニュケーションツールとして利用
   10 生活リズムを整える
   コラム Let's try 家庭学習ノート

第5章 伸びるノートの創り方-頭に入る創作ノート
   やってみよう! 家庭学習ノート
   毎日の基本
   切る・はる
   見せる紙面づくり
   自作辞典
   聞き書き

第6章 家庭学習ノートから見える子どもの成長-小学校の取り組み
第7章 小学校時の学習を振り返る-秋田県出身学生インタビュー
第8章 教育機関の取り組み-秋田県の教育関係者に聞く
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勉強を嫌いな物だと思い込ませないためにも、勉強をプラスのイメージに結びつけることが重要なのです。


◇学習習慣づくりのポイント
①決まった時間になったら机に向かう
②机の上には学習用具だけを置く
③「ながら勉強」をしない
④文字をていねいに正しく書く
⑤復習を大事にする
⑥本に親しみ、感性と知的好奇心をはぐくむ


子どもより帰宅が遅くなった場合でも、その日の出来事を問いかけてみるなど子供のことを「気にかけているんだよ」というメッセージを伝えることが大切です。


子供たちが、毎日たくさんの日とに見守られていることを実感しながら学校に通える環境は、地域住民の心の豊かさや風土によって培われた財産です。



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