『書き込み仕事術』 杉山正裕 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。


 手帳術やノート術、読書術に関する本がよく出ているが、いずれに共通していえるのが「書く」ということ。その書き方を紹介したのがこの本。

「書き込む力」とは何か? そして具体的に、メモ、手帳、ノートへの書き込み方を紹介してくれており、手帳術・ノート術が好きな人には魅力的な本になっている。

 一番考えたのが、ノートへの書き込み。最近は普通のノートを使うことが世間的には主流になっているが、この本では、A4ルーズリーフを使うことを推奨している。普通のノートだと非常に持ち運びが便利という反面、時系列でしか記載できないため、テーマ別や参考資料として分けて使いたい。という使い方だと少々不便。その点ルーズリーフだと差し替えができるので、後で分けることもできる。というのが理由。
たしかにその点は納得いくところ。あとは持ち運びだけの問題であろう。(ちなみにこの本ではこのノートは会社に置いておくのが前提になっている)

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目次

第1章 成功は「書き込み力」から
1 人は忘れる
2 人はいいかげん
3「書くぞ!」という強い意志
4 「書き込み力」が成功へ導く
5 書き込むことを習慣にする

第2章 「書き込み力」の基礎~具体的に書く~
1 具体的に考えるクセをつける
2 イメージトレーニング
3 映画のワンシーン
4 具体的に書く
5 なぜ3×3
6 どうする3×3
7 「考える=書く」

第3章 「書き込み力」の基礎~書くわざ~
1 省略
2 記号
3 簡単な図解
4 ボールペン・ラインマーカー
5 付箋
6 色の意味

第4章 メモへの「書き込み力」
1 メモをイメージする
2 仕事中のメモ
3 プライベートのメモ
4 やるべきメモ
5 書いたメモの活用

第5 章 手帳への「書き込み力」
1 問題意識の具現化
2 手帳の基本
3 付箋(ポストイット)の有効活用
4 予定決定
5 自ら予定
6 結果書き
7 情報書き
8 3年手帳

第6章 ノートへの「書き込み力」
1 A4ルーズリーフノー
2 時系列書き込み
3 テーマ別書き込み
4 日記書き込み
5 TODOリスト書き込み
6 メモ・情報を貼る
7 「考える」時の書き込み

第7章 本・資料への「書き込み力」
1 本・資料への書き込みルール
2 本への書き込み
3 読書メモ
4 資料への書き込み
5 資料ポイントメモ


付 録

おわり に
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35歳からの人生改造ノート  ~将来を良くするため、自分を創る努力~-書き込み力


◇ビジネス書での書き込み術
まずは目次をよく見て、気になる所に赤ボールペンやラインマーカーで線を書き込みましょう。こうして全体像をつかみます。そして本文を読みながら、とにかく「なるほどその通り」という所に「ボールペン」や「ラインマーカー」あるいは「付箋」で多めに線を書き込んだり、貼ったりしましょう。その上で次のことをやります
・本に書いてある全体像を図解で書き出す
・一番印象に残ったことから順にいくつか書き出す
・明日から自分の実際の仕事で実践することを決め、書き出す
・「疑問」や「さらに深く調べたいこと」を書き出す
・人に話すときに使うネタとして、ポイントを書き出す



◇手帳の価値とは
みなさんの「問題意識」を様々な形で手帳に表し、そして1歩ずつ具現化を図っていくのが、手帳の最大の価値。「自己の成長」や「夢の実現」を現実的、具体的に強力に推し進めてくれるのが手帳なのです。また自分自身の心を「前向きの心」「積極的な心」にしてくれるのも手帳です。



◇手帳の活用法
・「問題意識」や「目標・夢」を毎日見る。いつも見る
 →人間は忘れやすい。だから手帳でいつも見られるようにしておく

・「問題意識」を「ブレークダウン」して「スケジュール」として手帳に書く
 →手帳に日にちを切るために、日にちを切って実現するために、使うもの


◇手帳の基本
・手帳は自分の分身。1日に何回も何十回も見る
・消して書き直せるように、シャープペンで書く(パイロットのフリクションもいい!)
・多くのことをかけるように、小さな字で書く
・多くのことをかけるように、省略や記号を多用する
・今月のページをすぐにひらけられるようにインデックスを付ける
・分類を明確にするために、色に意味を持たせる
・ブランクの小さな付箋を2種類程度、手帳に10枚ずつ貼っておく
・自分は参加しないけど、覚えておいたほうがいい予定は()で書いておく
・ずいぶん先の予定で、日にちが決まっていない予定は、該当月の欄外に書く
・重要な予定は視覚で囲み、目立つようにする


◇手帳に書くこと
・自らの予定
→自分ひとりで、手帳を見ながら、色々な思いを巡らせて、勝手に想定した予定を書き込む
例)今年の夏は、思い切って家族でハワイに行きたい。二人の子供の年齢を考えると
       受験などもあり、今年が一番可能性が高い。8月の17日から1週間休暇を取ること
       にした。手帳に目立つように「家族ハワイ旅行」と書き込んだ。

・結果書き
→済んだこと、やったこと、やれなかったこと、結果や感想、実績数値などを書き込み、
    その日1日1日を反省し考える

・情報書き
→日々触れる情報で、「覚えておきたいこと」とか「しばらくはよく使う」とか
    「また使うかもしれない」とか、思うことを手帳の欄外の余白に省略して書いておく



◇ノート術
A4ルーズリーフノートを使用する
<利点>
・ページを追加したり、並べ替えたり、別のホルダーに移して整理できる
・資料に30個の穴をあけて、そのまま差し込むことができる
・A4だと図解するときなどに、十分スペースが取れて豊かな発想を書き込める
・A4の用紙まで、情報をそのまま貼り付けできる

<4つのカテゴリーに分類>
・時系列部分

・テーマ別部分
 そのテーマに対する問題意識が高まる
 そのテーマでを深く考えることができる
 そのテーマの上方を簡単に見直す事ができる
 そのテーマについて時系列に流れを確認することができる
 そのテーマについての関係者や連絡先が一目で分かる
 そのテーマが完了したときには貴重な資料として残すことができる。次の新しいテーマを始める時の参考になる
 そのテーマを部下に引き継ぎ、今後面倒を見させるときには、コピーして手渡すことにより、具体的現実的で一番確実な引継ぎ資料になる
 見直しや改善のために2年後3年後に再びそのテーマに取り組むときには、簡単に記憶を呼び起こす事ができ、再スタートがスピーディに行える

・TODOリスト部分

・日記部分
感じる→書き込む→考える→何かを実行する
この繰り返しが、人を成長さえるサイクルである



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