私のモチベーション論 平尾誠二 | kottsunのLogノート

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昨日に引き続き、週刊東洋経済の「モチベーション3.0」。

この記事の中で、神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネジャー兼総監督の平尾誠二のインタービューが、とても印象に残った。どうやって選手のモチベーションを上げるのか? そして自分はどうしているのか? について書かれている。


 情熱が相手の心を開き、耳の穴を広げる。まず自分が本気になること



 僕はやる気が出ないことをするのは無駄だと思っている。だったらやる気の出る事を探したほうがいい。とはいえ、本当はやりたくないけど、やらなければならないことはある。これは面白くなるように工夫して、やりたいことに近づけていく努力が必要だ。
ひとつは「やるしかないのだからやろう」という開き直り。それで続けていると少し向上する。「なんや。やったら伸びるやないか。ほんなら本気だしていくで」となる。成果が出ると何でもおもしろくなるものだ。成果を楽しむ方へ考え方を少しずらす。それだけで人は変わっていく。



「期待を裏切ることが人を動かす。」
人の心を揺さぶるには、予想外の反応をすること。そうすることで人は、「なぜそのような反応になったのか?」と考えだし、そして別の視点を生み出すことがある。答えは自分の中で探し出す物であって、与えられるものではない。「これだ」と腑に落ちる感覚が、行動の源になる



人は、褒められたい人から褒められたときがいちばんうれしいものだ。「褒められたい人」とは、ものの見方にブレがなく、自分よりずっと優れた人でも怒るほど厳しい人。自分が壁を越えたときは、ちゃんと見ていて褒めてくれる人。そんな人になるには、常に一人ひとりをよく観察し、自分を磨く努力をしなくてはならないと思う。

週刊 東洋経済 2010年 3/27号 [雑誌]/著者不明
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