『なぜ、ビジネス書を読んでも「仕事ができる人」になれないのか?』 夏川賀央 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

ビジネス書を本格的に読み始めて約1年半。自分を振り返ってみてどうだろう? と考えると、少しは成長しているように感じますが、では結果が伴っているのかといえば、まだまだYESとは言えない状態です。
自分的には、本は読んだからといってすぐに効果が出る物ではなく、数年してから伸びていくものだと思っているので、それほど心配はしていないが、それでもこの本のタイトルを見ると、少しどきっとします。

それで自分の今が間違っていないかの確認の意味で読んでみました。

この本のタイトルに対する回答を、筆者は以下のように書いています

そのときは「ためになった」とか「覚えておこう」と思っても、「それが自分の場合、どんなシチュエーションで使えるだろうか」とか「私ならこんなふうに応用してみたほうが現実的だな」と自分に置き換えて考えてみることをしない。だからしばらくすれば、そんなことを学んだこと自体が過去の話になってしまう。「学んだ」という「結果」だけで、何の「成果」も出ていないのです。


つまり本を読む時にはこの本から何を学ぼうとするのかを意識するか、それとも本を読んで「へぇ~」と思ったことに対して自分ならこれをどう活かすのか? 自分ならどう考えるか? が重要ということです。


この本では他にも勉強術に関して書かれていますが、それは各章の最後に内容がまとめられているので、そこを読んで気になった点を読み返してみると良いと思います。

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目次

第1章 勉強の成果が仕事の結果につながらない?
第2章 自分を成長させるための「ワクワクする勉強欲」を取り戻す
第3章 ステップ1「発見」―“ワクワクした瞬間に気づく”インプット術
第4章 ステップ2「吸収」―発見を“自分の思考”に結びつける
第5章 ステップ3「成長」―確実に「勉強」を「成果」にしていくアウトプット術
第6章 勉強して成果が上がる人と上がらない人
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 よく「ノートが大事だ」とか「メモをとれ」ということが言われますが、この人は「先生が教えたこと」すなわち「情報」をメモするのではなく、必ず「自分がやること」つまり「実践すべきこと」に話を変換してメモしていくわけです。だから「勉強したこと」が、確実に明日には、現実の仕事で生かされるというわけです


 「知るための読書」「役に立ちそうな読書」でなく、もっと面白そうな本を読み、その内容について考え、能動的に「役に立てる読書」をしていきましょう


 大事なのは”遊ぶ発想”。”遊ぶ”ことは、自分の願望に対してもっとも素直に行動する経験を通じて、”必要なことをつかむ”行為だからです


 「勉強」というのは、「いま目の前でやっていること」を「自分のためになるもの」に還元していく活動


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