ABCマートがなぜ儲かっているのか? | kottsunのLogノート

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 6月15日放送のテレビ東京系の「カンブリア宮殿」は、靴の小売店である「ABCマート」の
社長 野口 実さんが登場。
 
 この不況の時代に、なぜABCマートの靴は売れているのか? 
その秘密が紹介されており結構おもしろかったので、ブログにアップしておきます。


◆ABCマートとは?
   1985年 靴と衣料の輸入販売商社「国際貿易商事」として創業
   1990年 東京上野のアメ横にABCマート1号店をオープン
   その後全国に店を出し、2009年2月末時点で444店舗まで広がる
   1995年にホーキンスを買い取り、自社ブランド化したことにより、知名度がアップ
   2002年に東証1部上場


◆売れる秘密
   (1)スタッフの数が多い
      →良い接客をすれば今日の1足だけではなく、未来の1足も売れる

   (2)店舗間の売上がリアルタイムで見られる
      →店舗間で売上を競わせ、モチベーションを高める

   (3)「在庫がない」とは言わない
      →走って他店まで取りに行くことも

   (4)天気次第で売り場をかえる
      →雨が降りそうになると、防水系の靴を店頭に出したりする

   (5)最後の1足まで売り切る
      →靴のサイズが1つしかないようになった商品はワゴン品にする

   (6)イベントで集客
      →タイムセールを実施したりして、客の足を店に振り向かせるようにする

  ※マニュアルがないため、いずれも現場現場で生まれた販売方法



◆野口流 売れる接客術
   (1)面と向かって声をかけない

   (2)客から聞き出さずに「感じる」

   (3)大きいサイズからはいてもらう
       →小さいサイズを先に出すと、その靴は窮屈というマイナスの印象を与えてしまい、
         売上損失となる


◆商品力
   (1)メーカーにつくってもらった限定商品がある

   (2)商品の47%が自社開発製品

   (3)常にお客様の声を取り入れている


◆コミニュケーション&チャレンジノート
   新人店員の教育は、入社歴の近い先輩がマンツーマンで教える。
   そして店の中での接客だけでなく、終了後も先輩と新入店員が、ノートで目標や、築いた点などを
   ノートに書きやりとりを行う。
    →後輩指導として口頭だけでなはなく、こういった交換日記を日々交わすことで、お互いの
      意思の疎通が図れるので、すばらしいやり方だと思う。


◆ABCマートのホームページにも強みが紹介されています

   http://www.abc-mart.co.jp/ir/tsuyomi.html