グレン・グールドのリトルバッハブック。
再生記号で見えなくなっていますが
ジャケットの写真は、少年の頃のグレン・グールド自身です。
既に、自分の音楽と向き合う演奏家であることが、写真に表れています。
何度聴いても新鮮で
古美術の場の雰囲気を壊さない
非常に稀な演奏です。
グレン・グールドは、
ピアノを演奏する事以外に愛したのは
犬の《バンクォー》だけだったとか。
レコーディング風景と私生活を録画した
《グレン・グールド on the record off the record》という記録映像があります。
素晴らしい記録映像です。
雪深いカナダの田舎町。
愛犬のバンクォーと暮らす家から、レストランまでの道に財布を落としたことに気付かず
春になって、雪が溶けたら
グールドのお財布が出て来たこともあったそうです。
お客さんの前での演奏を嫌い
自分のお気に入りのピアノで
お気に入りの椅子
お気に入りのスタッフのみで、演奏を録音するのが好きだったグールド。
映像によると、
録音スタッフが一番困ったのは
グールド自身の鼻歌です。
グレン・グールドは、大声で鼻歌を歌いながら演奏しているんです。
自分の中に、理想とする演奏が聴こえてていたんでしょう。
理想の演奏が、グールドの中ではっきりと姿を成していたんです。
こうでなくっちゃ♪
骨董水妖
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