「あの日」から 3年が経つ
私は 会社の13階にいて 15時から休憩をしようと
お茶の準備をしようとしていた
14:45 ..... 生涯忘れられない出来事だった
机やキャビネットの扉が音をたてて開く…
重いはずの コピー機が 生き物のように
大きな揺れに合わせるように
あちらこちらに動いていく
「あ~ このビルも 崩れ落ちるんだなぁ」 と
怖いながらも 意外と冷静に覚悟した自分がいた
幸いに ビルは崩れ落ちる事はなかったが
天井や壁 亀裂の跡や 欠けた跡
当然 トイレやエレベーターなんか
使えるはずもない
当然 私達は「帰宅困難者」になった
あの日は 今年のように
3月だというのに とても寒い日だった
隣の駅まで歩くのが精一杯で
やっと開いている店で 電車が動くのを待った
しかし…電車は動かず
近くの某施設で 毛布などを貸して頂き
「避難民」になる事を ここでも覚悟した
そこに 私などより遠くまで帰らなければならない人もいて 話を聞いていると 途方にくれている様子
私なんか 恵まれてる方だと 実感する
日付が変わる頃
やっと 電車が 一部区間で動きだし
幸運にも私は やっとの事で 自宅に戻る事が出来た
家の中も 何も変わらず
「もしかしたら 何も起きてなかった?」なんて
不謹慎にも思ったけれど
テレビをつけ 被災地の様子を見ると
目を覆いたくなる風景が映し出される
....そうか あれから「3年」経ったんだ
けれど…まだ何も変わらない
仮設住宅 原発の処理 等々
忘れない!! 忘れられない!!
あんな 思い 誰にもして欲しくない
今日 会社では 同時刻に
全社で 黙祷を捧げる事になっている
被災地の皆さま
お身体に気をつけて
私はずっと 忘れないで ここにいます
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