今日は 一日中雨だった
会社の窓から眺める景色は 白く煙って
まるで 雲の中にいるかのようだった
すべてが「何か」に 飲み込まれて
元に戻ったら 一番戻りたい所にいたりして
....なんて 勝手な妄想
いつもの帰り道
ふと気がつくと 背の高いコート姿の男性が
私の前を歩いている
なぜだか…若い頃…
いえ…今でも 一番そばにいたかった人を
思い出した
背の高さ
コートの形と色
背筋を伸ばして歩く 早い足取り …
そして...この曲を思い出してしまった
♪ 見覚えのある レインコート
黄昏の駅で 胸が震えた
早い足取り まぎれもなく
昔愛してた「あの人」なのね
懐かしさの一歩手前で
こみあげる「苦い思い出」に
言葉がとても 見つからないわ
あなたがいなくても こうして
元気で暮らしていることを
さりげなく 告げたかったのに... ♪
これは 竹内まりやさんの名曲 「駅」だ
もちろんご存知のかたも多いはず
私は当時 この曲を歌う度 泣いてた記憶がある
だけど LIVEの曲目からはずせなかった
ポロポロ涙して 仲間まで泣かせてしまった
私の前を歩く男性は もちろん若くて
私の「元カレ」とは程遠いけど
その男性の後ろ姿を眺めながら
この曲を家に着くまで歌っていた
○○年の時が変えたものは
彼と私の「年齢」と「環境」
それぞれに待つ 「環境」のもとへ
戻って行くんだ
♪ 一つ隣の車両に乗り
うつむく横顔見ていたら
想わず涙 溢れて来そう
今になって貴方の気持ち
初めてわかるの 痛いほど
「私」だけ 愛してた事も… ♪
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