私は 「ひとりっ子」である
今は 珍しくもないけど
私の幼い頃は
「わがまま」「甘やかされ」の
代名詞のような扱いだった
私は 両親に 甘やかされたような
そんな記憶はない......断じてない
「ひとりっ子」のいい時は
本当に 幼い時だけだと思う
年齢を重ね いざ結婚適齢期だと
そういう時 決まって
「ひとりっ子さんはねぇ~....」と
私は 【1番好きだった人】と
思える人を失ってしまった
私は今 配偶者がいるが
やはり自分の親の方が大切で
こちらの事にはあまり目を向けない
だから結局は「ひとりっ子」の私に
自分の親の事 何もかもがのしかかる
本当に 「ひとりっ子」が楽しいと
思える事があるならば 幼い時だけ
私は その時すら訳あってなかった
確かに周りにいろいろな人は
いてくれたけど
1番 いてほしい人ではなかった
私は それからドライに徹し
サバサバした 男の子みたいになった
たくさん友人を作って 家の外に
楽しみを覚えた
母はわたしを【良妻賢母】に
したかったみたいだけど
お花 裁縫 料理....etc
けれど 私は母に逆らう様に
【女らしい事】には見向きもしなかった。母はそんなわたしを嘆いていた
だけど 私は 普通に仕事をして来て
いろいろな人と知り合い 社会の中で
鍛えられ 良かったと思ってる
母のいうような【良妻賢母】で
なくて 良かったと
そんな事をわざわざ習わなくても
普通に料理ぐらいはてきるし
困らないボタンつけや
裾上げくらいだってOKだ

だけど.......
「ひとりっ子」は辛い
「ひとりっ子」は哀しい
「ひとりっ子」は切ない
「ひとりっ子」は.....ずっとひとり
年老いて ひとりが淋しい訳ではない
それは 自分が決めた事だから
ただ 何でも 「ひとりっ子」の
背中にかかって来る事を
あの頃 勝手に
「ひとりっ子はいいわね~
可愛がられて~ 目の中にいれても
いたくない程 大切にされてるでしょ?」....と言った人達にわかってほしい。
少しも「ひとりっ子」は
良くなんかない



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