「殺人鬼フジコの衝動」
「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実」

読了。

2冊立て続けに読んでいたので
すいません、間が空いてしまいました。

真梨さんの代表作であろうこの作品。
特に「衝動」なんですが、
まさに 圧 巻 。

読んでいる人間を作中の世界へ引きずり込む、
作品自体のパワーみたいなもんが
ハンパなかったです。


論点と言えば、
1.「衝動」での一章の視点が誰のものであるか?
2. ハヤシダは=瀬川満知子で間違いないのか?

ぐらいでしょうかねぇ。

1 については
●藤子のスナック通い
●英樹の寿司桶
への明言がある事から早季子の視点で描かれたもの。
というのが通説ようです。

また、
●「夢見るシャンソン人形」のフレーズが一章と、九章以外には一切引用されていない事
も裏付けになるでしょうか。

そして、
●一章での「妹」は授業中、二章での「妹」は自宅で殺害
されている事から、明らかに時系列が分断されているので
やはり、一章の視点は早季子で間違いないようです。

とはいえ、
藤子と早季子にどれだけ同じような事象が起ころうとも
母親と同じ運命をたどる数奇な娘の物語
として捉えれば、
そのあたりの解釈も伏線にはなってこないのですが。。。
あと、一章の「妹」=「美也子」というのも何か腑に落ちない部分もあったりするんですよねぇ。


うぅむ。
ひとまず舞台版DVDでも見てみるか?

いや、その前に「孤虫症」読みます。

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