交通事故時の対応と応急救護処置 | ヘルニア・腰痛治療専門!春日井市にあるコツコツ接骨院のコツコツ日記

ヘルニア・腰痛治療専門!春日井市にあるコツコツ接骨院のコツコツ日記

腰痛、ヘルニアなど、どこへ行っても改善しない方をお医者さんからも認められている骨盤整体で根本的に解消します。

応急救護処置実施上の留意事項

感染対策

心肺蘇生を行うことにより、運転者が感染症ウイルスなどに

感染する可能性がゼロではありません。

 

運転者は感染を防ぐために車に人工呼吸に用いる

一方向弁付き吸い込み用具や血液に触れないようにする

使い捨てのビニールの手袋を搭載しておく。

 

また、それらの用具等がないときは、

ビニール袋を使用することも効果的です。

 

そのほか、三角巾や包帯等の応急救護用品も

役に立ちます。

一次救命処置の手順

心肺蘇生の手順

1.傷病者の発生

・倒れている人を発見したら、まず周囲の状況を

よく確認して、事故発生時の状況、事故の位置、

二次災害の危険性、傷病の原因、証拠物などに

注意します。

 

・周囲の状況を観察して安全を確認し、

傷病者の全身状態を観察しながら近づきます。

 

2.意識の確認

・救助者は、傷病者の片側、肩のあたりに位置して、

膝をつきます。

 

・傷病者の肩を軽くたたきながら、耳元で声をかけ、

意識の確認を行います。

 

「もしもし、大丈夫ですか」

3.協力者を求める

・119番通報・AEDの手配

 

・意識がないことを確認した後は、大きな声で

協力者を要請します。

 

「誰か来てください。」

「あなたは、119番通報お願いします。」

「あなたは、AEDを持ってきてください。」

 

4.呼吸を見る

・傷病者が心停止を起こしているかを判断するために

呼吸を見ます。呼吸を見るために、傷病者の胸部と

腹部の動きの観察に集中します。

 

普段通りの呼吸がない場合は、心停止と判断します。

 

このとき、心停止を判断するのに10秒以上

かけないようにします。

 

・死線期呼吸を普段通りの呼吸と間違えないようにします。

5.心臓マッサージ

・傷病者を硬い床面の上に、あおむけに寝かせます。

・救助者は、傷病者の胸の真ん中に片方の手の

手掌基部を置きます。

 

・その上にもう一方の手を重ねます。

 

・両肘を伸ばし、脊柱に向かって垂直に体重をかけます。

 

・垂直に少なくとも5cm胸骨を強く押し下げます。

 

・押し下げたら速やかに力を緩め、手を胸骨から離さずに

元の胸の高さに戻します。

 

・心臓マッサージは毎分少なくとも100回のテンポで

30回行います。

6.気道確保

・意識のない傷病者は、下の根元が沈下し、

空気の通り道である気道を閉塞することがあります。

 

・意識がない人には、そのままの体位で、

まず頭を後ろに傾け、下あごを引き上げるようにします。

 

7.人工呼吸

・人工呼吸は、1秒かけての吸い込みを

連続して2回行います。

 

・救助者は、傷病者の額を押さえていた手を

ずらし、指で傷病者の鼻をつまみ、

自分の口を大きく開けて傷病者の口を覆い、

1秒かけて胸が上がるのが分かる程度に

息を吹き込みます。

 

・1回目の吹き込みを行ったら、

傷病者の息を自然に出させるために

いったん口を離し、鼻をつまんだ指も離します。

 

再度鼻をつまみ、口を覆って、2回目の

吹き込みを行います。

 

・人工呼吸を行っても抵抗が大きかったり

空気が入らない場合であっても、人工呼吸は

2回までとし、次の心臓マッサージに移ります。

 

8.心臓マッサージと人口呼吸

・人工呼吸を2回行ったら、心臓マッサージの

姿勢に戻り、30回の心臓マッサージと2回の

人口呼吸のサイクルを繰り返します。

AEDを用いた除細動の手順

1.AEDの使い方

AEDを使用する際は、音声メッセージと

点滅するランプで実施すべきことが指示されるので、

それに従うのが原則です。

 

しかし、安全に使用するにはいくつかの

注意点もあります。

 

落ち着いて以下の手順に従い、

注意点に配慮しがら使用します。

 

2.AEDの手配

・意識の確認を行って反応がなかったら、

協力者を求めて、119番通報とAEDを持ってくることを

依頼します。

 

・通常、AEDは傷病者の頭の近くに置きます。

AEDの機種によって、ケースから取り出すか

ふたを開けます。

 

3.電源を入れる

・AED本体のふたを開けて電源スイッチを押します。

 

・機種によってはAEDのふたを開けると自動的に

電源が入るものもあります。

 

・その後は、音声メッセージと本体の点滅する

ランプに従って操作します。

4.電極パッドを取り付ける

・協力者が行っている心肺蘇生を

中断させることなく、傷病者の前胸部の

衣服を都営覗きます。

 

・傷病者の胸部の肌を露出させ、状態を確認し、

袋から電極パッドを取り出します。

 

・貼り付け位置は、電極パッドの表面や

電極パッドが入っていた袋に描かれています。

 

・電極パッドッを右前胸部と左側胸部に貼り付け、

コネクターをAED本体の差込口に入れます。

 

・機種によっては、コネクターが予め本体に接続

されているものもあります。

 

5.心電図を解析する

・電極パッドを貼り付けると、傷病者から離れるように

との音声メッセージが流れ、自動的に傷病者の

心電図解析が始まるので、解析の邪魔にならないように、

周囲の者は傷病者から離れます。

6.除細動の指示が出たら

・心電図の自動解析の結果、電気ショックが

必要なことが確認されたら、音声メッセージ、

電気ショックボタンの点滅や充電完了の

連続音などで、電気ショックを実施するように

指示があるので、

 

「みんな離れてください」

 

と大声で叫び、周囲を見回して誰も傷病者に

触れていないことを確認してからボタンを

押します。

 

・電気ショックが実施されると、傷病者の全身の

筋肉が瞬間的に痙攣したようにビクッと

動くことがありますが、以上ではありません。

 

7.除細動後の対応

・電気ショックを実施したら、直ちに心臓マッサージから

心肺蘇生を再開します。

 

・電気ショックから2分おきに、AEDが

音声メッセージで心電図の解析を行うことを

伝えるので、その時は「(5)心電図を解析する」と

同じように、心肺蘇生をして傷病者から離れます。

 

・心電図解析の結果、電気ショックが必要と出たら、

「除細動の指示が出たら」と同じように電気ショック

を実施します。

 

・心電図の解析の結果、電気ショックは不要と指示が

出たら、心臓マッサージから心肺蘇生を再開します。

 

・電気ショックは不要と出たときも、2分おきにAEDが

音声メッセージで心電図の解析を行うことを伝えるので、

上記のことを繰り返します。