建物に入る直前でもテントの下に並ぶこと10分。
冷房の効いた建物に入ってからもまた整列、10分…。
9/2までとはいえ、7月から開催していたんだから、空いてる時を狙っていけばいいのに、どうしていつもギリギリに行っちゃうんだろう…展示物あるある…
さてと、縄文特別展。一万年の美の鼓動…、ニッポンの美の原点…、美のはじまり、土偶…。ポスターなどいたるところで美を主張。「美」って何だろう。
1時間半かけて、二部構成の展示を満喫。
10000年以上前から始まった縄文時代。今から4〜5000年前の土器や土偶を目の当たりにした。
アジアやヨーロッパなどほかの国の土器との比較もできる。文化の進み具合やその土地ならではの性格の違いがもちろん表れている。あの頃の日本人は、大胆で情熱的で、日常生活の中ではさほど緻密さはなくて…。でも、儀式や儀礼を重んじてそこへのこだわりはやたら強くて繊細さをうかがわせる。男性の力は圧倒的に強くて、女性への愛に溢れている。動物を食料と見るだけでなく、愛でる気持ちも大きかったんだろうなぁ。
装飾品…ネックレス、耳飾り、腕輪、かんざし…今も昔も変わらない。一万年以上経っても、ほとんど変わらないことしているのが面白い。
「座ってお月様を眺めてるんだよ〜」
「作ったやつは宇宙人と遭遇したんだろうよ」
「ロクロのない時代によくこの丸みが出せたなぁ〜」
「粘土で何か作ってみたくなるね!」
それぞれの想いが呟きとなって、私の耳に入ってくる。同じものを見ているのに、想像していなかった言葉を聞いてハッとさせられたのもいい刺激。
美…。器作ってて、落ちてた縄の跡がついちゃって…でもそれを「なんかいいよね」って思って、土器に巻いてくうちに模様が生まれ、どんどん立体にしてゴッテゴテの器を作ったらみんなが受け入れてくれたのか。ザクザク模様描いてたら楽しくて、もっともっと、って求めて作っていくのは楽しかっただろうなぁ。そこに「意味」をもたらす人たちが現れて、御守りになったり貴重品になったり神事で使われたり…。作品として提供するからには、クリエーターさんたちは、より「美しさ」を実感できるような創造物を作るよう励む…。今も昔も変わらない。巡り巡っても根本は変わらないんだなぁと思ったら、不思議な安心感に包まれた。

