語り公演を成功させようと4人の出演者、そしてスタッフ、関係者、
みんながそれぞれの役割を必死になってつとめようとしている。
何かを作り上げようというこの雰囲気がとても好きだ。
演出家がいるわけじゃないし、
誰かと議論しながら作品と向き合うというよりは、
演者はただただ自分の内なる声との闘いに悶々とする。
誰になにを、なぜ伝えなきゃいけないのか。
どんな風に伝えたいのか、発したいのか、表現したいのか。
どう捉えられるのだろうか。どう映るのだろうか。
何かを感じてもらえるのだろうか。
好きになってくれるのか、嫌われちゃうのか。
世界を共有できるのか、世界が広がるのか、
何かしらの世界を作り出してもらえるのか。
そして、また、ただただ作品に向かい合う。
新しい自分を発見する瞬間がある。嬉しい。自己満足なのかな(笑)
観に来てくださった方とともに世界を作り出そうとするのが私。
そのときの空気で、まったく違うものができあがる。
本番で、また新しい何かを発見する。
仲間がいること、誰かの優しさを受けていること、奇跡が存在すること。
自分の中に大きなテーマとして深く深く入り込んでいく。