一人暮らしの友人

 

近所においしいお団子屋さんがあるそう

 

特にみたらしが好きで 休みの日のおやつにしているとのこと

 

おいしいが悩ましいこともあり

 

「一本だけ買えなくて・・なんか申し訳なくて・・」

 

ああ、なんとなくわかる気がする

 

「一本だけ包んでもらうのが申し訳なくて・・あんこのも買っちゃう」

 

「みたらしだけでいいのよ 二本は胃もたれしちゃう」

 

「それもつい違う味のモノ・・ってあんこ買っちゃう いやしんぼだわ」

 

「包まないで・・とも思うけど いい年してお団子そのまま持って歩くのもねえ」

 

「前に『みたらしください』って言ったら『おいくつ?』って訊かれたし」

 

「お店のおばあちゃんに悪気はないのよ 一本買う客なんていないんだろうな」

 

確かに悩ましい・・

 

「みたらし」と「ください」の間に「一本」をはさむだけなのに

 

 

 

あんこのお団子は 夕食後のデザート?になるらしいが

 

晩酌派の彼女にはさほど必要ないそう

 

 

 

私にも似たようなことがある

 

焼鳥・・たまに食べたくなって駅ビルの中の店に行くが

 

一本って何だか買いにくくて つい複数購入

 

「レバーだけ」とか「つくねだけ」とか「ねぎまだけ」とか

 

ちょっと食べたいだけなのに 

 

そして夕飯が焼鳥丼になりそうだ・・と思うと

 

なんだかんだ「ししとう」まで買ってしまう

 

 

 

お互いの勇気のなさ?を実感して笑いあったが

 

「一本ください」とさらっと言える 

 

コツみたいなものがあったら知りたい・・