この地域の野良猫の女の子たちは

全員避妊手術済の為

もう子猫を連れてやって来ることもなくなり

新入りの猫がやって来ても

大抵モジャが決死の覚悟で追い払うし

モジャが勝てない相手でも

他の猫たちと仲良く出来ない場合は

私が決死の覚悟で追い払うから

ほぼほぼ固定メンバーとなっている。

そんな固定メンバーの中でも

一番気の弱い2号は

今もモジャと鉢合わせになると

フルボッコにされてしまうこともあって

この前左後ろ足に結構な怪我を負ってしまった。

昔モジャも後ろ足に大怪我をして

今も後遺症で足を引きずっているので

私は2号の後ろ足が心配で仕方なかったのだけど



今は傷口もふさがり

足を引きずる素振りもないから

やっと一安心。

ケンカが弱くても

逃げてばっかりでも

無事に生きていることが何より大事。

格好悪くてもしぶとく生きるんだよ!と

2号には毎日言い聞かせている。


一方

足に後遺症がある上に

かなり老いてきたモジャは

私がアドバイスなんかしなくても

野良猫として生きていく心構えは常に完璧

…なのだけど

今年は換毛がうまくいかず



今も背中からお尻周辺は中途半端な長毛のままだ。

とりあえず
毛玉を自力て引っこ抜いたせいで
キズだらけだった顔周辺は


化膿することなく無事に治ったから良かったけど

この暑さをモヒカン状態で過ごすことになるのか、と心配だ。

せめて換毛の手助けでブラッシングさせてくれたら良いのだけど

生粋の野良猫である彼は

それを許してくれないから

私の心配は尽きることがないのだ。

ケンカが弱くても

換毛がうまくいかなくても

野良猫の彼らは自力で何とか乗り切るしかない。

しぶとく生きろ、と言われなくても

彼らはしぶとくなければ生きていけないのだから

きっと彼らは

当たり前のこと言ってんじゃねーよ!と思っていることだろう。


そんな野良猫軍団とは
対照的な生活を送る箱入り息子のこつぶは


今日も暑さにヤラれ、へそ天でゴロゴロ。
しぶとさとは無縁な姿で転がっている。
子猫の時から野良猫になることを夢見ているこつぶだけど
この姿とこのポッコリお腹を見る限り
君は野良猫にはなれないよ(笑)、と思う私なのでありマス。