二代目ママの換毛が終わったというのに
まだ換毛が始まらず
すっかり小汚くなってしまったモジャを見て


早く換毛するといいね、と思っていた私だけど
数日前から
やっと換毛が始まったのを確認し
ちょっと安心した
…が
安心したのも束の間
今回のモジャは
毛づくろいをサボりがちだったせいで
ちょっと毛玉が多めで
換毛にも手こずっているらしく
本人が毛玉ごと引き抜いたせいで
首のあたりは丸ハゲになっていた。
血も出ていないし
ただれたりもしていないようだけど
毛玉はまだ数個あって
それが全部丸ハゲになるのかと思ったら
心配になってしまった。
でもどんなに心配でも
モジャは私に懐いているとはいえ
私が毛玉を切ったり
ブラッシングすることは不可能な
誇り高き野良猫。
私に出来ることはないのである。

猫は24時間のうち
12〜17時間も眠る動物なので
起きている時間はわずかと言っていい。
そのわずかな時間の30%くらいは
毛づくろいをしているのだそうだ。
でも老猫になると睡眠時間が長くなるので
20時間近く眠る場合もあるらしい。
眠る時間が長くなるということは
起きている時間が短くなるということなので
当然毛づくろいに費す時間も短くなるということ。
年老いたモジャは
今までのように毛づくろいが出来なくなってきているに違いない。
北海道の極寒の冬に
モジャを寒さから守ってくれていたこの長毛が
今度はモジャの重荷になっているなんて
なんとも皮肉な話である。