我が家にやって来る野良猫軍団のうち

女の子は避妊手術をしているので

モジャに何度発情期がやって来ようと

誰もその声に応えることはない。

しかし今もモジャは本能のまま

定期的に切ない声をあげて

女の子たちを呼んでいる。

今日もモジャは

うちの周りをグルグルまわりながら

女の子たちを呼び続けていたが


集まったのは
我が家の野郎軍団のみ。
集まった野郎軍団を静かに見つめるモジャを見て
ごめんね、
どんなに大きな声をあげても
集まるのはこの子たちだけなんだよ、と
言わずにはいられなかった。

ちなみにモジャは
かつてケンカで左後ろ足に大怪我をしたせいで
今は足が不自由なんだけど
キツネに追われたり
他のオス猫とのケンカの時は
物凄いスピードで走っているので
完全に動かない訳ではないらしいし
日常生活で困るようなこともないようだ。
そんなモジャを見るたびに
この足で
厳しい野良生活を切り抜けてきた彼の強さに
改めて感心するとともに
確実に老いてきているモジャが
この先もこの足で暮らしていけるのだろうか、と心配でならないのである。

関係ないけれど
猫の後ろ足の「かかと」はどこですか?と
訊かれたら
大抵の人は
↑ここら辺かな?と答えると思うけれど
実際は

↑ココなんだそうだ。
それを踏まえると
モジャが大怪我を負ったのは
「足」と言うより「足の裏」ということになるのかも。
まぁ、足だろうと足の裏だろうと
大怪我のせいで不自由になったことに変わりはないんだけど。
そういえば
かつて母のせいで2針縫う怪我をしたノラさんも
保護した当初のちゃちゃも
怪我をしたのは足の裏だった。
そう考えると
もしかしたら猫の足の裏は
一番怪我しやすい場所なのかも、と思って
これからは他の猫たちの足の裏も
コマメにチェックしよう、と思った私なのでありマス。