うちの母は

思ったままに生活する人なので

仕事のない日は

午前8時から昼寝することもあるし

自分が空腹になれば

何時だろうと何回だろうと食事を始めるし

早い時には午後6時に就寝する。

なので大抵の日の夜は

私と猫でのんびり過ごしているのだけど

そんな静かな夜

猫たちが一点を見つめたまま

フリーズすることが。

田舎の冬の夜は

人や車の往来も殆どなく

虫やカエルの鳴き声もない上に

雪が吸音材の代わりになる為ほぼ無音。

なのに

ピンと耳を立てて

一点を見つめる猫の姿は恐怖でしかない訳で

昨夜も

私に抱っこされたこつぶが

有り得ない角度まで首を曲げ

窓の方を見ていて

私は

窓の向こうに何がいるのぉぉ?と

ちょっと不安を感じていた。

そこで

こつぶをおろして

恐る恐るカーテンを開けると


そこには1号の姿が。
ちょっと安堵しつつも
映画シャイニングのワンシーンの如く
こちらを覗き込む1号に
怖いって!
いつもはガタガタと大きな音を立てるクセに
今日に限って無音だったのかよ!
頼むから分かりやすく音を立ててくれよ!と
思わず文句を言ってしまった(笑)。

だが
毎回こんな風に
原因が判明する訳ではないので
猫がフリーズするたび
何がいるのぉぉ?!と不安になり
大抵はその不安が解消されないまま。
猫には
人間に聞こえない音も聞こえているらしいから
本当に何らかの音が聞こえているのかも知れないけれど 
モスキート音すら聞こえなくなった私を怯えさせるだけなので
出来れば
深夜に突然フリーズするのは止めて、と
言いたい私なのでありマス。