我が家の猫たちは
揃いも揃って色々難ありで
こつぶは
人間に飛びかかって血まみれにする凶暴猫だし
モコは粘着質ストーカー、
ノラさんは気が強いヤンキーだ。
しかし
ちゃちゃは
ノラさんには少し意地悪をすることがあるものの
人間には決して攻撃をしないし
程良い甘えん坊の穏やかな猫で
まさに理想的な飼い猫の性格をしている
…のだが
性格は理想的でも実は彼も色々難あり。
一番ビビリだし
飼い主が休みの日だろうと
早朝から起こしにやって来るし
無駄にあちこち飛び回るせいで食欲旺盛。
しかも
ダンボールの巣がお気に入りのクセに
その巣を噛みちぎって
すぐにスクラップにしてしまうし
時には新聞や雑誌なんかも噛みちぎりまくりの上に
猫じゃらしを破壊しまくる比率もダントツNo.1。
更に
何度閉めても勝手に戸を開けて
あちこちパトロールする、という悪癖もある。
猫なので当然開けたら開けっ放しだから
今の時期は冷気が入ってきて
一気に室温が2〜3℃下がるし
ノラさんは寒いと騒ぎ出すから
毎日大変。
気づけば開いている戸や
噛みちぎられた猫の巣、
破壊された猫じゃらしを見るたびに
他の短所は直らんでもいいけど
この悪癖だけは何とかならんかね、と思ってしまうのだ。

ちなみに去年までは
つっぱり棒を置いて
戸が開かないようにしていたのだけど
それをすると
必死に戸を開けようとするちゃちゃが
爪を立てまくって
大騒ぎするようになってしまったので
それもできなくなっていまい
今は
ちゃちゃにストレスを与えず
悪癖を止めさせることは不可能だ、と諦めた。
多分猫を飼うということは
自分に不利益があるとしても
猫に合わせること。
つまり迎合なんだ、と悟りを開き
今日も
猫に関することだけは全てを受け入れ
心穏やかに
開けっ放しの戸を閉め
噛みちぎられた紙くずを片付ける私なのでありマシタ。