我が家のヤンキープリンセス・ノラさんは
元々野良猫だったが
極寒の冬に耐えかね
連日散歩中のこつぶにつきまとい
母や私に
私もうちに入れてぇぇ、と訴え続け
我が家の一員となった。
保護した直後は
エサの入れ物をこじ開けて
勝手に食べ放題祭りを開催したり
手に乗せたエサを食べる時は手ごと食べる、など
食に関しては多少問題があったし
こつぶに異常につきまとって怒らせることもあったけれど
他はあまり手がかからず
すぐに飼い猫生活に慣れた
…のだが
抱っこや膝乗りなどは
断固拒否の姿勢を崩さず
実はそれは今も続いている。

猫を飼っている人の中でも
抱っこ嫌いや膝乗り嫌いは
飼い主の努力があれば治せるのだから
治すべき、という人もいるのだが
私は基本的に
嫌がるなら無理強いしない、がポリシー。
抱っこを嫌がろうと
膝に乗るのを嫌がろうと
日常生活に支障がないのだから
無理強いする必要はない、
いつか自ら膝に乗るのを待つよ、と思っていた。
そんな私の気持ちがノラさんに届いたのか
それから年に数回
ノラさんは自ら私の膝にだけは乗るようになった。

でも今も
膝に乗ることに慣れていないから
毎回しっくりくるスタイルを求めて
膝の上でぐるぐるしまくり
私は嬉しさで
年に数回の気まぐれを何とか写真におさめようと
ノラさんに気付かれないように自撮りしまくりで
ゆったりした寛ぎtimeとは対極と言っても過言ではない(笑)。
そして
ここで調子に乗りすぎて
自撮りしまくりを気づかれてしまうと
時にはノラさんのご機嫌を損ねてしまい
大声で抗議されたり
膝から飛び下りてしまったりすることも。
嫌がるなら無理強いしない、と言いながら
勝手に写真を撮りまくって
せっかく自ら膝に乗ってきたノラさんを怒らせるのだから
飼い主失格だね、と毎回反省
…するけれど
誰の膝にも乗らないノラさんが膝に乗ってくると
やっぱり記念写真を、と思ってしまう私なのでありマシタ。