私の母方の祖母は現在80代後半で、ガーデニングと友人付き合い(この歳にして幼なじみが何人もいます!)をメインに、毎日楽しく暮らしています。

 

祖母はとても友人が多く、祖母宅に行くと、ほぼ友人が遊びに来ているか、友人とのお出かけで不在が多いです。

 

そして、友人・知人・ご近所さんからのいただきものがとても多いです。

祖母いわく、「ふだん、まめにおすそわけをしているから、そのお返しだよ」とのことなのですが、それにしても祖母宅に行くたびにいただきものやお土産の量に驚きます。

 

そして、若い頃からとてもモテる人でした。

現在も祖母に思いを寄せる男性(おじいさん)がいて、祖母に何かと世話を焼いてくださいます。

 

 

 

祖母は若い頃に私の祖父と別れた後、再婚相手と数年で死別しました。

そこからはずっと一人で暮らしていたのですが、私が子供の頃に、祖母宅に遊びに行くと、必ず顔を見せるおじさんがいました。

 

そのおじさんは、母や私達にいいところを見せようと、お土産を持ってきたり、あれこれ世話を焼いてくれるのですが、全く祖母に相手にされていなかったのが気の毒でした💦

 

そんなふうに、いつも祖母の周りには、祖母に思いを寄せる男性が絶えなかったのですが、いつものことなので慣れっこになり、その状況を普通に受け入れていましたが、当時の祖母は50~60代でしたし、そんなにモテること自体が全然普通じゃないなと、後になって気づきました。

 

あるとき母に「祖母は若い頃からモテる人だよね」と話したら、母は小学生時代、新学期になるたびに、独身の男性が担任にならないように願っていたそうです。

 

なぜなら、担任の先生が祖母のことを好きになってしまうからだそうで、恋愛慣れしていないまじめな先生だと、祖母を見るとポーっとした顔になるので、同級生の女子達に気づかれ、女の子達にあれこれ噂されたり、えこひいき疑惑をかけられたりなどで辛い思いをしたことがあるそうです。

 

 

そんな祖母が、もうすぐ60歳になる頃、とても裕福な男性(おじいさん)と再再婚しました。

 

その男性は、妻を病気で亡くしてしばらくたった頃「一人は寂しい、また結婚したい」と思い、再婚相手のことを考えたときに、当時知人だった祖母の顔が浮かんだそうで、思い切って結婚を前提とした交際を申し込んだそうです。

 

そこからあっという間に結婚に押し切られ、地域の一等地に家を建ててもらい、着物や宝飾品・海外旅行・外食ざんまいの生活に変わりました。

 

その男性とも死別して、また一人の生活に戻ったのですが、前述のとおり、現在も祖母に思いを寄せる男性をソデにしながら、たくさんの友人に囲まれて楽しく暮らしています。

 

 

ものすごく前置きが長くなったのですが、そんな祖母の口癖であり、私が小さい頃から何度も教えられてきた言葉があります。

それは、「人生で経験するどんな出来事も、どんな感情も、かけがえのない宝物である」という言葉です。

 

祖母の周りで起きている現象を見ても、その言葉を座右の銘として生きていっているのだろうと思います。

 

全ての経験と感情を宝物のように大切に味わってきたから、ご褒美として怒涛のミラクルが続いているのかもしれません。

 

そんな素敵な言葉を教えてくれた祖母には、心から感謝しています。

そして、これからどんなミラクルを見せてくれるのか、とても楽しみです✨