11月10日の札幌市民芸術祭で演奏する
吼噦(こんかい)という曲は
低調子(ひくぢょうし)![]()
低調子ってなに
というところですが(笑)
よく高調子と低調子での合奏が
あったりするのですが、
その場合は、
高調子は一の音がD、
低調子は一がAだったりします。
お三味線と合わせる曲ではお箏の
一の糸はGになることが多いです![]()
ちなみにお箏の世界では
Dの音はレではなく 壱越(いちこつ)
Aの音はラではなく 黄鐘(おうしき)
Gの音はソではなく 双調(そうぢょう)
と呼びます![]()
今回の吼噦は
ダジャレではありません
双調という低い調絃で、
普段私がメインで弾いているお箏は
基本的に壱越で締めているので
琴柱を左の方に置いて下げても
双調までは音が下がらず・・・
仮にどうにか下げたとしても
あまりに左だと四の押し手のときに
遠すぎて押せません![]()
かと言って、
楽をしようと緩々に締めてしまうと
弾くたびに琴柱が動く事態になり・・・
そうなると弾きながら
直す必要が出てきて
弾くことに集中できず
とーーーっても困ります![]()
そして音色も、ぼやけてしまいます。。
そして古典は
かけ押しという私が最も苦手とする
親指1本で1音上げるという技が必要で![]()
ということで、
低調子にしたいけれども
なるべく強めで緩めすぎず
当日は正座で演奏するため
四は、押しで膝がやられない程度の距離に
九はかけ押しがあるので少し緩めに
などなど散々リクエストを出し
上野楽器さんを悩ませておりました(笑)
楽器屋さんあっての箏弾き![]()
わがままリクエストに
いつもご対応いただき
ありがとうございます![]()
ちなみにかけ押しについては
最初に教わった師匠とのこんな
エピソードが![]()
私がかけ押しができず
指が痛いと師匠に伝えたところ
指なんてそんな簡単に折れないから
思い切って押すのよ![]()
と言われ、がんばって押して
練習していたところ
突き指状態になりました![]()
そこからしばらく湿布生活![]()
考えてみれば、当然ですよね(笑)
それ以来、無理はしないようにしようと
心に決めたのでした![]()
そんなこんなで
新しい糸に変えて
(楽器だけは)万全な状態で挑みますので
ぜひぜひ聴きにいらしてください![]()
最後までお読み下さりありがとうございます![]()
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ぜひお気軽に![]()
人生は選択の連続![]()
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