若水
という曲があります
宮城道雄先生の作曲です
4分ほどの短い曲で
3拍子のお箏伴奏に合わせて歌う曲。
清らかなイメージで
音数が少なく弾きやすいので
割と初期の頃に習う曲なのですが。。
歌が歌いづらい
音程が取りづらい箇所がたくさんあります
なのですがとってもきれいな曲で
聞いている人は
良い曲ねと感じて頂ける1曲です
お教室の生徒さんも小曲集が終わり
いろいろな曲に入っていく方々が
増えてきました
若水とは、
昔、宮中で立春の日の早朝に
主水司(もいとりのつかさ)が
天皇に奉ったお水のことで、
新年最初に汲むお水、と言うことです
曲のイメージとピッタリ
<歌詞>
汲めど つきせぬ 若水を
君と汲まし かの泉
かわきも知らぬ 若水を
君と汲まし かの泉
かの若水を 身をなして
春の心に 湧き出でむ
かの若水を 身をなして
君と流れん 花のかげ
島崎藤村の歌です
こうして読むと
なるほどと思います
なかなか舞台で弾くことのない
聴いていただきたい良い曲が
たくさんあります
日本の心ですね
これは五十鈴川
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