今週末の演奏会で演奏する
高麗の春という曲についてです![]()
高麗の春
こまのはると読みます![]()
日本統治下の朝鮮の
早春の景色や風俗を詠んだもので
作詞者石橋令邑は
当時朝鮮に在住していた
都山流尺八家![]()
前唄の部分は
冬から春へと移りゆく情景の描写です![]()
雪どけ水が山の間を流れ、
狭く広く、
天然の地理や土地の高低にまかせつつ
自然に流れ行く情景![]()
手事では水砧の情景が![]()
この辺りの音、
本当に情景が目に浮かぶような
作りになっています。
手事の最後の方でお箏もお三味線も転調があり
後歌(あとうた)へと続いていきます![]()
お箏の転調は予め色鉛筆などで印を付けておき
その印に琴柱を移動させ音を変えます![]()
お三味線の転調は、
糸巻きを回して音程を変えるわけですが、、、
これがなかなか至難のワザ![]()
印を付けておくことができないので、
感覚で回します![]()
うまくまわさないと
キュルキュルッと糸巻きが緩み
楽器を下ろして
まき直さなければならない事態にも
なってしまい、、、
転調のある曲はとってもドキドキします![]()
なかには、
1曲の中に数回転調がある曲もありますので
今回の高麗は1回のみの転調ということで
まだ良い方です![]()
と、いろいろと心配事はありますが
とっても好きな曲のひとつです![]()
ぜひ聴きにいらしてください![]()
最後までお読み下さりありがとうございます![]()
レッスンや演奏依頼についてのお問合せなど
ぜひお気軽に![]()
人生は選択の連続![]()
お箏のある人生を![]()
お三味線のある人生を![]()


