根曳松
お正月にお迎えする歳神様が
降りてくるときの目印になるように
玄関先に飾る松

門松の原型とも言われていて、
京都で多く見られる玄関飾りなんですね

根ごと引き抜いた松
根曳松


なぜ急に根曳松のお話をしたかと言うと、、、
いま根曳の松(ねびきのまつ)と言う
曲を弾いているからです

先日のAメロ Bメロの話から、
お箏の曲は前唄・手事・後唄ですよと
ご紹介しましたので
この、1曲で30分ほどもある大曲
根曳の松と言う箏曲の構成を
ご紹介しようと思ったのでした

楽譜をざーっと確認しますと
前唄
手事
中唄
手事




中唄
手事
初段
二段
後唄




となっていました

散らしがなく手事が段になっている構成

手事(てごと)と言うのは、歌のない器楽部分。
こうして複雑な構成になり、曲が長く
どんどん展開していくんですね

ちなみに歌詞は
新春の祝いと長寿祈願を歌っています

おめでたいですね

最後までお読み下さりありがとうございます
人生は選択の連続
お箏のある人生を
お三味線のある人生を