お箏の糸は消耗品です
お三味線の糸ほどは頻繁に切れませんが、
だんだんと糸の表面がボソボソしてきて、
そのうちパンッと切れることがあります
糸が切れてから替えることもありますし、切れる前に替えてしまうこともよくあります。
というのも、
自宅で練習しているときに切れるのは
びっくりするだけで済みますが
もしステージで切れたりしたら、、と思うと
想像するだけで
そうならないように、事前に替えます
切れたらどうしようなんて
心配しながら弾くくらいなら
替えてしまった方が絶対良い
(なんせ小心者なもので・・・)
そして新しい糸にすると音色が全然違います
なので、切れそうじゃなくても大事な舞台の時には
新しい糸に替える場合もありますよ
そしてそして
お箏の糸はとっても長いのです
ですので、糸が切れた場合はすぐ新しい糸に替えるのではなく
1 切り詰め
2 天地(てんち)
という風に使い回すことができます。
1 切り詰め
弾いていた方の糸を切って詰めます
糸をずらして使うということですね
2 天地(てんち)
糸をすべて外して頭側と尻尾側を逆にして糸を使います。
天と地を逆にするのですね
今まで巻き巻きしてあった使っていない部分が弾く方に来るので
新しい糸のようにになります
天地や切り詰めが可能であればまずそのようにすることも可能です
そして、そのようにひとつの楽器で糸を使い回すことも出来ますし、
何面かお箏を持っている場合には、
1番手のお箏に新しい糸を、
2番手以降のお箏に古い糸を回す
というように使い回すこともできます
新しい糸の音色は本当にキレイです
最後までお読み下さりありがとうございます
人生は選択の連続
お箏のある人生を
お三味線のある人生を