札幌市にある箏・三味線教室 結生の会です🤗
いつもお読み下さりありがとうございます
口三味線(くちじゃみせん)って聞いたことありますか
どこでかはわからなくとも、なんだか聞いたことのある単語ですよね
辞書で調べると、
1 三味線の旋律を口で唱えること。
2 欺こうとして巧みに言いかけることば。口先でのごまかし。
と書かれています。
2の意味ではあまり使ったことがないですが
お箏もお三味線も元々は口伝(くでん)教授で楽譜がありませんでした。
ですので、弾く糸の違いや奏法をすべて「言葉」で表していたんですね
これは唱歌(しょうが)と言い、
楽器が何としゃべっているか
という視点で、旋律やリズムパターンなどを日本語に置き換えたものです
現在はしっかりと楽譜がありますが、
楽譜にその唱歌が書かれています
例えば、開放絃(つぼを押さえないでバチのみで弾く音)を弾く場合、
テン トン などと言います
テーーーン トン トンなどと長さも合わせて表現することでリズムもつかめますね
三の糸のどこかツボを押さえて弾くと
チン
ニの糸でツボを押さえる音は
ツン
一の糸でツボを押さえる音は
ツン
2本の糸を一緒に弾くと
シャン
これが曲でつながると、
チン チン テン ツン シャーーン
などとなるんですね
スクイのリンもありますね
まだまだあり、全部ご紹介したいですが、
とても書ききれません
ちなみに、文部省唱歌などは
唱歌 = 「歌」という意味合いですが、
そちらはしょうがではなくしょうかです
最後までお読み下さりありがとうございます
人生は選択の連続
お箏のある人生を
お三味線のある人生を