札幌市にある箏・三味線教室 結生の会です🤗
いつもお読み下さりありがとうございます
今日はお箏の糸のお話です
先日、お箏の糸に赤鉛筆で印を付けたりたこ糸で消したりすることをご紹介しました。
そしてお箏の糸は何でできているのとご質問をいただきましたので今日は糸についてご紹介したいと思います
私のお箏の糸は「テトロン」です
テトロンとは、ポリエステルの一種です。
テイジンと東レが開発したナイロンで「テトロン」だそうです
「私のお箏は」と書いたのには理由があります。
それは
元々は絹糸だったから。そして今でも絹糸を使う方はいらっしゃいます
じゃぁどうしてテトロンを使っているのと思いますよね。
テトロンの方がいろいろな意味で扱いやすいのです
絹糸よりも強度が増しています。
そして強めに糸〆することで遠音の効くはっきりとした音が出るんですね
絹糸はデリケートで切れやすいため糸〆の頻度も
(ご自身で糸〆される方もいらっしゃいますが私はプロにお任せです)
ということで、テトロンが普及しております。
※強力テトロンと書かれております
ですが
音色はやっぱり絹糸が一番です
以前、すべて絹糸で締めたお箏を触らせていただいたことがありますが、高音まで余韻がきれいに出ていて感動しました
ちなみにお箏の糸は複数をねじねじ組み合わせて一本となっています
そして
低音命の十七絃については、私も一から三の糸までは絹糸を使っていますよ
一の糸は一度新しい糸に替えたので二と三より色が濃いですね
手前はテトロンです。色がくっきり。
質感の違い、わかりますでしょうか
舞台など余韻がキレイに響くところでは特に音色の違いがよくわかります
やっぱり何でも自然のものが1番なんですよね
最後までお読み下さりありがとうございます
人生は選択の連続
お箏のある人生を
お三味線のある人生を