看取りケアとなった
ご利用者がいました
ご家族は
自宅で看取ることを
選択されました
施設での看取りを
希望される方が
圧倒的に多いので
本当に
珍しいケースでした
あれ
介護老人保健施設じゃなかった
次の生活の場所へ移らないと
いけないのでは
いやいや
そうとも限りません
それぞれの状態に合わせて
その先の生活を
コーディネートしています
どうしても自宅生活に
戻れない
介護が難しい場合もあります
そのような時は
長く生活出来る施設に
移りますが
その施設に
入居できるまでは
待機になります
よくあるケースは
特別養護老人ホームの
入居待ちです
その待機中に
お看取りの状態になる
場合もあります
介護老人保健施設でも
看取りケアを行います
施設の考えで
していないところも
あるかもしれませんが
私の施設ではしています
そして
話は戻り
自宅で生活するための
サービスを調整し
その確認のために
会議を開催します
ご本人、ご家族も入り
より良い自宅生活を
送れるよう
話し合いをします
今回は
ご本人の参加は難しいので
息子さん夫婦が
参加されました
そこで
衝撃を受けた
言葉があります
訪問看護師さんが
「こういうことはね
ちゃんと本人が見て分かっているから
逝く時もね
本人が選んで逝きますから。」
と言いました
ひゃ~
言って良いんだとびっくり
デリケートなことなので
踏み込んで話せないことでした
しかも家族と
1対1の場面ではなく
皆の前で
でも
その看護師さんの経験で
確固たる自信と
年齢と醸し出す雰囲気で
その話をしても
ご家族は逆に
安心していました
その看護師さんのサポートも受けながら
ご利用者さんは自宅で
ご家族に見守られ
旅立ちました
あれからも
お看取りケアの時は
あのような
訪問看護師さんの言葉を
分かっていても
口に出せないことが
ほとんどです
場面を選んで
この人には話してもよいと
思う時にと
限られます