7月26日(土)GAYOのお喋りコンサート vol.7 無事に終了
みなさまに結果ご報告です。都合がつかずにこれなかった人たちのためにも。
まず、コンサートは予想通り、大成功でした。大失敗というものはしたことないけれど、予想通りの成功におわり、満足しております。ひとえに、共演者のお三方の演奏技術の高さ、音楽の掘り下げる深さ、そしてGAYOへの愛情・・・もとい、GAYOの曲への愛情を感じることができました。ありがとうございました。
一つ目の画像は、今回のプログラムです。裏面は、コンサート前に、Facebookにて公開してありますので、割愛。(正確には、裏面の元ネタを公開)私のファンの方々が、まさかこのおまけの裏面のGAYOの楽曲譜面を楽しみにしているとは・・・・ 知ってましたよ。知っているからこそ、大サービスしているのでありますよ。ほほ。
今回も固定ファンの方々のパワーに圧倒されました。福島、名古屋からのファンの方が、毎回本当に欠かさず、頭の下がる思いです。演奏でしか還元できませんが、今後ともお見捨てなきよう。近隣からのファンの方も、もちろん、ありがとうございます。
では、内容へ。
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前半は、2曲。
1.組曲「夢幻」
ヴァイオリン:徳島由莉
Yuriさん、すごいね。いやほんと。音が冴えてるし。また今までのヴァイオリニストは違う新しい夢幻の世界を表現してくれたと思います。夢幻大好きなお客様からの声も同じようなものでした。そりゃね、みんなあの人の夢幻が好き、というのはあると思いますが、好き嫌いを超えて、Yuriさんの夢幻がみなさまに伝わった記念すべき日だったと思います。9月の京都でもご一緒よろしくお願いします。
2.和彩魂(新曲ね)(Op.55)
うってかわって、超明るい「わだみたま」。そして、リズムよいポップ感満載。とまぁ、難しいややこしいところは、ヴァイオリンに投げてあるので、箏の演奏自体は、もう・・・・ヴァイオリンのメロディーききながら、楽しく演奏させていただきました。ずるいよね、GAYOは自分の演奏パートだけは、楽に書くから。基本です。
1曲目のほうは、すでにヨーロッパで評価されているので問題ないですが、この新曲のほうも、多分、大丈夫かと思います。どうでしょうね。クラシック畑の人たちも、こういうの好きでしょ?きっと。なんといっても、ほら。最後に「シラソラ」連発しといたし。ほほほ。われながら、楽しい曲ができあがった。演奏もよかった。
そんな感じで、まだ体力があった前半が終了しました。
~休憩12分~
今回は、帯状疱疹を煩ってしまったくらい、免疫力低下(自覚なし)で、それに伴って体力が低下(自覚なし)していたのでしょう。コンサート前と、休憩の時のGAYOの徘徊が、今回みられなかったですね。みなさまにご挨拶にいく体力が、前半の熱演後に残っていなかったのが現実でした。どれだけすごい演奏だったか、そこで自覚したという。YURIさんよかったよ。ありがとう。
~後半いきます~
3.月光の煌き
チェロに書いた、最初の曲。箏は基本、7度で伴奏。
という、昔の曲なのですが、美しい曲なのだ。
チェロ:豊原さやか
ドイツで勉強されてきたクラシックチェリストのさやかさん。今回初共演となりました。もう、なんというか、人柄がさっぱりしていて、リハーサルしてても楽しいし、演奏してないときも楽しいし、素敵な方でした。紹介してくださったフルートの鈴木さんには感謝。そして、この曲は、チェロの高音域の美しさをこれでもか、これでもか、と書いたGAYOがいるわけで、演奏者にとっては、たいてい「うげぇぇ」となるわけなのですが、さやかさんは違うのよ。第一声が「チェロって高音素敵なんですよね」
そうそう、そうなのよね。というわけで、チェリストが喜んで演奏してくれた実例を作っていただけたこと、感謝します。お客様の中にも、この曲イチオシの方が複数いらっしゃいました。作った私としては、全部イチオシにしてほしいけれど、それはもはや「イチオシ」とはいいませんね。「GAYOイチオシ」これならOKか。
彼女の音色は、低音が豊かで、がっしりしている。今回のように、低音楽器がチェロだけの場合、これはものすごく有用な、有効な演奏技術だと思います。生音でしたので、音量バランスをあえてとらず、とれず、お客様の耳には、音色の違いでバランス修正してもらうという、人間味あふれるコンサートとなりましたが、きっとチェロの音がいつまでも残ったことと思います。
こういう素敵な音楽家に出会える人生、だから音楽はやめれません。
4.涼風(すずか)
これは新しいチェロ曲ですよね。短いし、可愛いし、楽しいし。箏があっちに寄っても、十分いけてるでしょう?という実例。問題は、ピッチカートのアレ。いいのいいの。適当で。そこに重きをおいて作曲していないから。いいのいいの。今回のような感じで、あんにゅいなファジーな方向でいいんです。風ですから。自由でいいの。(じぶんの適当な演奏を自分で肯定しているようにしかみえないぞ、GAYO)
こんな小曲ですら、これがよかったというお客様がいて、作曲した私としては涙がでるくらいうれしいことです。みんなのイチオシがばらけることのうれしさや。
というわけで、さやかさんが、GAYO曲初体験した2曲となりました。ありがとうございました。
5.はるよひ(新曲)(Op.54)
フルートとチェロの二重奏曲。(フルートと箏の二重奏曲にもなる)
今回は、ドイツ組での演奏となりました。
ドイツ出身:鈴木佐英子
ドイツ出身:豊原さやか
お二人が新曲を作り上げていく様を、横でにやにやしながら眺めていたGAYOでした。楽ちんよね。音楽センスある人たちが、あれよあれよという間に、書いてある五線譜の奥をよみとって、さらに拡げていって、作曲者の意図しない面白さを引き出してくれる。醍醐味だわ。これからも、箏の入らない曲、書いていきます。あ、でも箏でも代用できる曲にしときますけどね。。。。。汎用性高い曲を目指しましょう。
私は、この曲も可愛くて好きです。やっぱり宴会で酔っ払ってる雰囲気の曲だったなーと。自分が演奏しないから、より楽しめたというか、客観的に宴席にいた感覚。おふたりの素晴らしい演奏に拍手。
6.Deep Green
フルート:鈴木佐英子
さえこさんチョイスの2曲は、どちらもネイチャー系でしたね。どの曲を選ばれても、私はみんな好きなので。我が子を差別しちゃーいけない・・・(理想)
フルートとのDuo8曲の中では、ちょいと箏がややこしいところもある曲ですが、ネイチャー系ですよね、やっぱりGAYOの曲の根源は。うんうん。
この曲が1番よかったというお客様の声あり。とにかく、どの曲も好きな人がそれぞれいて、うれしいです。
なにより、さえこさんのフルートは、きれてる。ものすごい。フルートなのか、民族楽器なのか?いや、フルートなんだけれど、フルートという楽器の可能性をみなさま感じたのではないでしょうか?やばいよ、フルート。
そう感じさせてくれる演奏者と知り合えて、ご一緒できること、喜びこの上ないです。ありがとう。
7.北のオアシス
笛(管楽器)に最初に書いた曲。初演は、菱本幸二さんのシーク・ケーナでした。名古屋万博のときの「北欧館」というパビリオンに提供した楽曲ですね。懐かしいというか、箏は素朴な伴奏なのに、やっぱりいい曲なんですよ。おいしいところはやっぱり管楽器にもっていかれてるのに、それでもいいんです。楽しいからいいんです。そしてやはりこの曲が1番良かったという声がきこえてきたので、私はにんまり。でしょ?でしょ?この曲もいいでしょ。そうでしょうとも。
ま、フルート奏者の実力に頼った曲ですから・・・・いいに決まってます。
Duoはここで終わり。この先は、サービスプログラム。
8.星のゆりかご
チェロとのDuo曲。チェロとのDuo曲は人気曲が多くて、PianoのKotaさんがピアノを入れてくれて演奏するものが多いですが、これもその一つ。今回、KOTAさんきてくれたんだよね。ありがとう。でもピアノないから、客席で座っているKOTAさんをステージからみて、「超新鮮」でした。ふふ。余裕あるな、GAYO。
今回は、これにフルートを入れました。それに伴い、チェロの譜面もマイナーチェンジしてあります。ドイツ組二人と共演できて、なんの心配もなく、曲を楽しんで演奏できました。共演者に不安がないと、コンサートがこんなに楽になるというのは、もちろん知っていましたが、そうなるようにいつもしてますが、今回も本当に楽ちんでした。私のダメなところを隠してくれる~ ららら~
トリオでもいい曲だったでしょ?この曲イチオシの声は、まだ耳に入ってなかったので、だれかいませんかねー、・・・・(普通はイチオシは集中するんですよね、2,3曲に)
9.SPRITE
10年以上、コンサートの最後を飾るこの曲。久々に、ピアノなしで発表。
もともとピアノなかったんだぜー。KOTAさんがピアノを最高の形でいれてくれちゃったから、今となっては、ピアノがないと物足りないと・・・・・
思っているひとに、ガツンと聴かせたかったこの一曲。
まさか、ご本人のKOTAさんが客席できいているとはね。。。。あっはっは。
邦楽器の四重奏で書いたのが最初で、初演の日の目をみることができず、ポップスバンドでデビューしたのが2005年。その後改訂を重ね、現行Ver.14が、CDに収録されております。そこからピアノを抜いたもの、しかもフルートをいれたバージョンですから、実質Ver.15に相当するのですが、編成がイレギュラーなので、Ver.14.1といったところかしら。
10月25日(土)(次回MUSICASA)は、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・箏編成ですので、これは、Ver.14.2となるのかな。Ver.15になるには、曲の構成やら長さが変わったときですので、そういうわけです。はい。
そういえば、これよかったのか、どうだったのか、感想耳にはいってこないですね。どうだったのだろう。ま、よかったにきまってるのだけど、他にもっとよかったのがあったからかな。ピアノがなかったから、音圧薄く感じたのかな~
各自のソロがとにかく素晴らしかった。あそこだけでもこの曲やった価値あったなと、GAYOは思う。
さて、最後、全体的に高い評価をえたのがアンコールです。
アンコール:Wassail
観客参加型アンコール。今年の2月の銀座ライブから実施しております。
基本、GAYOは、コンサートやライブでアンコールをしません。アンコールしたくない人なんです。あっはっは。え?それでもやってたことあるじゃないか?そうですね。やってたこともありますね。そのときは、事前に出演者に相談して、プログラムの流れをぶちこわさない曲・・・・ご意見をまとめて、選曲してました。
で、今年から実施しているこの企画は、本編とは別個なんですね。
本編は「SPRITE」で終了。アンコールは別物。
Facebookでも何度か募集いたしましたが、
今回、チケット代4000円を払っていただいた上に、さらに演奏参加希望してくださった方が、6名。
・尺八
・尺八
・三味線
・二胡
・馬頭琴
・フルート
予想以上の反応に感激です。ありがとう。
総勢10名で演奏するかとおもいきや、当日に飛び入り参加がありまして。
・ヴァイオリン
・チェロ
いやーうれしい。総勢12名のお祭りとなりました。
お客様も誰1人帰らず、聴かれていかれました。
演奏した私としては、20代に戻った感覚。あのころはアンサンブルばかりしていたからなと。日本音楽集団時代ですね。(邦楽器の集合体:オーケストラ)
この混合編成での「Wassail」やばかったでしょ。面白かったでしょ。
出演者からも、観客からも、絶大な支持を得ることができました。あぁ、自分のやりたかった企画を受け入れてもらえた喜びや~
文章では音を表現しにくいですが、聴かれた方や、演奏した方々の感想を求む。うまく私は表現できません。うれしくて。
17時からのリハーサルで、馬頭琴と二胡のあの・・・やばいメロディーを聴いた、うちら
演奏家4名(主役ね)みなそろっていったこと
「そこはお休みしてる」
うちら気が合うというか・・・・民族楽器の面白さに感動した4人が、そこをすっぽり抜けて、聴き入っているという。余裕だな、みんな。そして素敵だな。
粗品も差し上げず、チケット代もいただくという暗黒な企画でしたが、お客様4人ほどから、直接、今度参加してみようかな・・・とのお声をいただきました。
コンサート
直後にそういっていただけるのは、「生の声」=「神の声」に等しいもので、それだけよかったんだなと、あらためて、感謝いたします。
プロの人も、プロじゃない人も、アンコール参加求む~(10月25日も)
~以上、GAYOからみた、コンサート総括でした。
まとめて書きます。
要するに、共演者が上手ということ。これにつきます。
これからもいろいろな方と共演していきたい方向のGAYOですが、少なくとも、今回の共演者は、GAYOの演奏仕事に誘えるレベルだということ。一緒に音をだして初めてわかるものなので、こういう出会いは大事にしていきたい。
もちろん、今までご一緒した方も十分に素敵な演奏をしてくださる方ばかりです。そういう音楽家や、スタッフに囲まれて生きている自分が、幸せだなと。生きていてよかったな、生きてきてよかったな、心から思うし、その幸せなステージをきいてもらえた喜びと、まだ聴いたことのない方々に、少しでも伝わればいいなと思います。
~今後
29回目の10月25日(土)は、四重奏中心のアンサンブルです。全曲、アンサンブル用にアレンジします。今回のヴァイオリンとの新作「和彩魂」も四重奏にして再登場してもらう予定です。(意欲だけはある)
そして、記念の30回目のライブは、2015年2月7日(土)に決まりました。
場所は、恵比寿のArt Cafe Friendsです。銀座ではありませんので、お間違いないように。この30回目、ぜひこれやってほしいという要望も受け付けますので、みてみたい企画、コラボ、曲目など、ご自由にご意見をいただければと思います。
共演者も、募集しましょうか。アンコール参加者も募集しましょうか。
共演者には、多額のギャラは払いません。払えません。この回は。多分企画多くて予算ないです。その分、GAYOに貸しにしておいてください。よい演奏、よい内容を実現できれば、仕事として還元しますので。とかくと、仕事目当てで集まってきそうだから、
やめとおこう。
純粋に、GAYOとやってみたい、GAYOとはやりたくないけど、GAYOの曲やってみたい。そういう共演者求む。
アンコール楽しそうだから、楽器もっていって、参加したい。そういう方も大募集。10月25日分は、9月末締め切り。2月7日分は、12月31日締め切りです。
それではこのへんで。
ご来場くださったみなさま、心から感謝を。この一瞬を共有できたことうれしく思います。
ご一緒に演奏してくださった方、音楽っていいですよね。懲りずにまた。
多大なるサポートをしてくれたスタッフのみなさま、なんの御礼もしてませんが、いつもありがとう。代々木上原を通るときには「アイスおごって」と遠慮なくいってください。現物支給で、いくらでも「アイス」ご馳走します。
~~蛇足編
まだ見ぬ方々へ。
人生、1度でよいので、足を運んでみてください。
和洋問わず、音楽家の方は、なぜGAYOが演奏で生きていけるのかがわかると思います。もちろん、音楽論はいくらでもお付き合いしますので、いつでもお誘いください。(難しい理論はわかりませんが)それより実際に演奏でご一緒したほうが早いですけどね。
音楽愛好家の観客のみなさまへ
世の中、いろいろな音楽ありますよね。ネットの普及により、本当にマイナーな音楽分野まで身近になった時代です。その中の一つに「GAYOの音楽」があるという認識をしていただけるだけで、幸せです。どうぞよろしくお願いします。
~~さらに蛇足。(やばい)
箏でプロを目指す人へ、プロの方へ
・・・・・いろいろ書きたいことやいいたいことはあります。若い人にも、もっと上の先輩たちにも。でもやめとく~
理由:悪くとられてまたいじめられるのやだ~(笑)
ただ一ついえることは、・・・・・やめとく。やめとく。
(ここから先は、書きたくて何度も書いて、なんども消して)
(結局、やめました。GAYOに好意的な人じゃないと、どう曲解されるかわからないから)
また、コンサートでお会いしましょう。
お疲れ様でした。ありがとうございました。生きてきてよかった。
GAYO
2枚目の写真は、アンコールのときのかな。3枚目は、フルートとのDuoですね。勝手にいただいた写真掲載しました。
文句あるなら、どんとこいー。削除します(笑)