即興演奏ライブにいってみた | Gayoのブログ

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昨日、友人に誘われて、久々に「即興演奏ライブ」にいってみた。
というか、いってみたら、即興だったという・・・(最初から最後まで)


ある意味、いろいろとみえたライブでもあったけれど、私も20代にどっぷりつかっていた「現代曲」というジャンルの中でも、こういう即興演奏をやった経験がある。演奏していた人たちには、失礼にとられてもらいたくないけれど、正直「懐かしい」という感覚でした。劇のなかの音楽でも、よくアドリブ=即興=でやっていた。当時は箏の譜面かける人があまりいなかったから=洋楽の人=。



即興演奏ライブを楽しめる人は、けっこう限られているというか、少ないと思う。好きな人が逆に少ないと思う。ジャズの即興とはまた違うところが、より現代曲によっているかなと。


けれど、即興演奏というジャンルがあるからこそ、いま世の中で流れている決まった形の音楽があるのかなと。主流はもうそっちですけどね。かくいう私も、近年は、譜面を残そうと、五線譜に音符を書き込んでますけれど。







聴きにいったからこそ、なんでもいえるのだけれど、基本、楽器をちゃんと演奏できることが大前提。素晴らしい演奏ができることが大前提。これなくして、即興演奏は・・・・ただの雑音になっていく。(と私は思う)

ギターの伊藤浩紀さんとかは、もう抜群の技術と音楽性(センス)をもっているので、こういう人の即興演奏というのは、即興セッションというのは、機会があれば、なにをおいても聴きにいってみたいと思う。






演奏家は、こういうステージのときは、自分のもっているすべての引き出しから、すべてをそこで出す必要はないのではないかと。私もそういう苦い経験をしたことがあるからこそいえるけれど、結局セッション即興演奏というのは、周りの音をよく聴いて、まわりの空気をよく読んで、その中の自分の立ち位置を感覚でつかんで、その時によかれと思うものを出していくのがよろしいかと。(基本、即興演奏は何をしても間違いというものがない)

で、この選択やら、その人がもっているもの、センスが、演奏家によって違うから、これがうまくはまったときには、絶大なる面白いサウンドができあがるのである。




そして、あえていうけれど、世の中にこういう音楽がほとんどないのは、すでに淘汰されたからなのだと思う。そう、なかなか感動するサウンドを、即興演奏できかせる人、メンバー、ステージは世の中ないものであるのであるよ。ほら、現代曲というわれるジャンルも、淘汰されたでしょう。0にはなっていないけれど。(現代曲の定義は、おいておこう)





やるほうと、きくほうの大きな溝を感じたとき、私はこの世界をあとにしましたけどね。けれど、久々にきいてみて、面白いところもあれば、力足りないところもあり、よく音楽のよしあしがみえたのも、大昔の経験からくるのかなと。そういう意味では、「おっ!」と思うところもあり、「あちゃぁ!」と思うところもあり。それが面白かった。


お誘いいただきありがとう。
構成は、
・ピアノ
・シーク/ケーナ
・ギター(飛び道具系)
・コントラバス(ベース)
・サックス
・パーカッション
贅沢な・・・ステージでした(笑)








ちなみに、7月27日の私のコンサートは、即興はありません。
すべて、譜面にかいた、私のオリジナル曲9曲です。

どうぞお楽しみに。(CD販売確定しました)


GAYO