昨日は、朝9時5分羽田発で北九州小倉までいってきた。
帰りは、北九州18時発で羽田に戻ってきた。
なんと日帰り。
ここ数年、私の箏を応援してくださった方が、今年お亡くなりになった。その追悼の会で思い出話と演奏をさせていただいた。
東京でも7月にあったのだけれど、ちょうど私は大阪にいっていて出席できなかったので、今回九州にいけてよかったとおもう。
飛行機で九州にいったのははじめて。
とっていただいた航空会社は、スターフライヤーという黒い機体。
おぉ、初めて乗った。
羽田第一ターミナル。JALの横にカウンターがありました。
JALとANAしかないと思っていたので、新鮮でした。
さて、いつものように、早めに移動したのだけれど、私、何を勘違いしていたのか、出発が9時45分かと思い込んでいました。
8時50分に空港について、あと1時間何しよう・・・と考えながら、とりあえずチェックイン。カウンターでも普通の対応だったので、気にせずのんびりと荷物検査。
成田ほど厳しくはないけれど、やはり二十絃箏の調整ハンドルがX線でひっかかる。ついでに箏の柱(じ)もひっかかる。毎度の光景。
笑顔で説明して3回のチェックのあと、無事に通過。時間にして9時。
あと45分あるので、何しようかな、とりあえず、出発ゲートまで移動しておくかなと、のんびり動く歩道に乗って1番ゲートまで移動。のんびりと。
すると、ゲートで「ナカガキガヨウ様」と連呼されている。
はて?今回は楽器のトラブルなかったしなんじゃらほい?
と思って手をあげて、のんびり向かうと、
「出発時刻です。お急ぎください」
(?)
9時4分。
あと41分あるんじゃなかろうか?まだ勘違いしていた。
そんなに早く乗り込む必要があるのかなと思い、口に出してみると、出発1分前ですといわれてしまった。
ひぇぇ。書類を確認する時間もなく、そのまま飛行機に乗り込む。私が最後・・・。
ふっ。やっちまったい。
(でも、ぎりぎり間に合ったのよ)
北九州空港についてから、書類を確認すると、確かに9時5分出発になっていた。何をどこで勘違いしていたのだろう。
これ乗り遅れていたらどうなっていたのだろう・・・・。
怖い怖い。
初めておりた北九州空港。
第一印象(写真)
「ハワイみたい(ハワイのミニチュア)」
間は省き、追悼の会、思い出を語る会がはじまる。
お偉い方々の前で、私も思い出話をしてみた。
軽い話になってしまうのは、しょうがない・・・。
応援していただいた感謝の気持ちを述べ、演奏をしてきました。
大先輩方のスピーチに感動して、涙したり。
涙って自然に湧き出るものなんだね。
昨年年末、私がとてもどん底なとき、ウィーンから帰ってきた直後に、箏の後輩の「詩子」が亡くなった。まだ墓参りいってないけれど。
今回は、応援してくださった貴重な方が亡くなった。
そういう方の魂にむかって演奏をしたのは今回が初めて。
箏をやっていてよかった。言葉よりなにより、演奏できる。
演奏で伝わる。
これからも、私が生きている間には、同じような経験がやってくるだろう。そのたびに私は演奏をしていくだろう。
「レイコ先生」は、私の「月の光」が大好きだった。
そういえば、最近人前で演奏してなかったな。
来年2月のライブでは、4日か5日のどちらかでは演奏します。
演奏するたびに、自分の亡き祖父・祖母、そしてレイコ先生のことを思い出すのだろうな。
こうやって人生に厚みがでてくるのだろうね。
こんな素朴な生き方だけれど、応援してくれる人がいる。応援してくれた人がいた。そんな人たちに囲まれて、自分の人生を歩いていきたいと思う。
そんな方々に、心より感謝を。
GAYO