昨夜は大阪で演奏をした。
素敵な仲間と素敵な観客に囲まれて。
これでいい。
これがいい。
これからも。
ホテルに泊まり、久しぶりにテレビを観た。
そしたら集中豪雨で、西日本が大変なことになっていた。
京都の祇園祭りは今日が最高潮らしい。
いろいろな場所でいろいろな事が起きている。
いろいろな人がいて世界は成り立っている。
地球があり、太陽系があり、銀河系があり、小宇宙があり、大宇宙がある。
我々が素粒子というミクロな世界が、実は別の次元に存在するなにかからみると、この大宇宙からしてミクロな存在なのかもしれない。
そもそも存在するとはどういうことなのか?
不確定の世界で、必死に生きていても必ず終わりはくる。死とは終わりなのだろうか?もしかしたら始まりなのかもしれない。わからないことだらけのこの世界。
それでも、みんなそれぞれもがきながら生きている。
音楽をやっていてよかった。箏に出会えてよかった。
人それぞれみな違う。
私は私のみえる世界で生きている。その小さなこの地球で生を受け、たしかにここに存在している。
小学生のころに読んだ手塚治ワールドが、いまになって少し理解できるようになってきた。
彼は確かに天才と呼ばれる一人だろう。
音楽を奏でられる幸せを感じたあとにくるこの感覚をどう伝えたらいいのだろう。
私はあと何回、自分の演奏を聴いてもらえるのだろうか。まだまだ私の音楽と出会ってない人たちに、どう触れてもらえるのだろう。
いまはただ、一つ一つの機会を悔いなく最高の演奏をしていきたい。
死が必ず訪れるからこその、生の喜びだと思う。
影があるからこその光であるように。
そんな小さな世界で、なぜ人は足を引っ張りあうのだろう?
私は、心穏やかに音楽と向かい合って人生の終焉を迎えたい。
そう思って生きてきて、そう信じて生きてきて、それでもなお、やってくる荒波につぶされないように生きている。たまには『凪』も味わってみたい。
音楽の力。
生きる力。
存在するとは?
そんな土曜日の朝を迎えた。
これから新幹線で東京に戻る。
こんなgayoの音楽を、是非聴きにいらしてください。
8月3日
10月10日
10月16日
10月24日(多分)
11月17日
11月20日
12月19日
2011年2月4日~5日
今年はコンサートが目白押し。あと何回演奏できるかな。
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中垣雅葉
Gayo Nakagaki
gayo@gayo-studio.com
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