箏の柱(じ) | Gayoのブログ

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昨日は、献血したあと午後からずっとウトウトしてしまった。夜まで血がとまらなかった。血小板が少ないのか!今は大丈夫。


天気のよかった一日だった。友達がメールで花の写真を送ってくれた。なんかほっとする一枚。素直に綺麗な写真だなと。これはボタン?なんでしょうね。春のおすそ分けをしていただきました。ありがとう。



Gayoのブログ-いただき花


練習に集中できなかった(眠くて)ので、それならばと、柱(じ)をはずして綺麗に磨こうかと。はずしたまではよかったのだが、結局意識を集中できずに、うとうと・・・のまま寝てしまった。朝起きたらそのままだったので、おもわずパチリと。

椅子の上に21個あるでしょう!色鉛筆がついたりしてるので、それらをこれから磨いて落とすのだ。



Gayoのブログ-柱21個


15日から名古屋(16日)、奈良(18日)といき、東京(21日)と公演が続きます。衣装の準備、備品の準備は今日してしまおう。

この柱(じ)は、象牙が本来のものらしい。昔は木の枝の分かれているところを使っていたのだ。「Y」を逆さまにすると、ほら・・・ね。


材質はいろいろある。最近はセラミックというのもあるけれど、汎用されているのはプラスチックです。私のもプラスチック。象牙で21個そろえると・・・200万くらいするのですよ。ふふふ。

そしてこの柱(じ)、落としたりすると欠けたりする。演奏中、箏の上で倒しても首が折れたりする。最初に柱(じ)を壊したのは何歳のころだったかな。知り合いの中には首のもげた柱を再利用して、やすりで削って背の低い柱に作り直したりしていた人もいる。


また、この柱、色がいろいろとメーカーによって違う。扱う店によっても違う。私のSTUDIOには、何種類の柱があるのだろう(笑)でも使っているのは大体同じ。あとのは処分してもよいのだろうけど、これがなかなか捨てられない。引越しするたびに一緒についてくる。そうやって箏備品が増えていく・・・。


どれも同じ型のはずだけど、たぶんそれぞれに個性あるのかもしれない。ときたまふと、向きをかえてみたり、いれかえてみたりするのはそのためなのかも・・・。


「言霊」のところで書いたように、柱にも魂が宿っているのかもしれない。それを一晩放置してしまった・・・私。

ということは、A4の紙にも魂があって?
そこにインクジェットプリンタで楽譜を印刷すると・・・
そのA4の魂は何を感じるのだろう。
人間が洋服をきたようなものなのか?それとも泥だらけに汚れた感じなのか・・・。こうやってはじまる妄想モード。ふっ。その印刷された楽譜をそばで演奏すると、A4の紙は喜ぶのかもしれないね。

演奏中は、譜面をみないけれど、控え室くらいまでカバンにいれて、もってきてあげようかな。と思ってみたり。


そこまで考えると、箏という楽器は、本体の桐の木、テトロンの絃、装飾の象牙、紅木、金、金属ネジ、それぞれの魂のオーケストレーションでなりたっている楽器なのか。それらのハーモニーで、あの素敵な音が紡ぎだされているのか。ファンタジーですね。そこまでいきつくと。


私はそこに私の精神エネルギーを乗せてみなさんのところまで飛ばす。

幾重もの魂の共鳴が私の音楽の構成要素だったのか。

そんな自分の音楽を世界にひろめていきたい。願いは叶う。



今日も一日、人生を楽しみます。
本日は・・・「華やぎ」DAY。
一日・・・探求してきます。





GAYO