自分の曲・人に伝えるということ | Gayoのブログ

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「零雫」のイントロを人に教えてみた。

あのイントロ6小節。
深く深く、水の中へと入っていく。
演奏する会場を水の波動で満たしていく。
箏のもつ絃の波動が5度の波紋となり、聴衆の体内へとしみこんでいく。

それに続くイントロ8小節。
途絶えることなく流れてい永遠の時間。この曲全体にわたって流れていくこのリズム。意味があるんだなと。いい曲です。



人に教えてあらためて、自分の曲のことを掘り下げられた。

作った人間なので、無意識で演奏していたことを、人に教え伝えるとき、あらためて自分の演奏のよさがわかってくる。不思議な感覚。

曲の難易度というのは、実はよくわかっていない。私の曲は私にとっては演奏しやすいように、心にゆとりをもてるようにと、難しい曲はかいてないつもりだったから。そういう意味でも人に伝授するときに、どの曲が(どの箇所が)難しいのか、みえてくるのかもしれない。

と書きつつも、私の曲の中で一番私が演奏難しいと思うのは、最初に作った曲「Roadster」です。


いま、確かめたいのは、「序・さくら幽玄」。3月21日生まれのこの曲は、今度4月のコンサート(名古屋・東京)でお披露目することになりました。短い曲ですが、二十絃箏のソロ。はたして、この曲は難しいのだろうか、そうでもないのだろうか?もちろん作った私は、難しくないように作ったつもり。2010年春のGAYOの感じるサクラというものをどうぞお楽しみに。最初の一曲目だから、コンサート開始時間に間に合うようにいらしてくださいね。


1.「序・さくら幽玄」
2.「Viennaを想ふ」
3.組曲「夢幻」~二十絃箏とヴァイオリンのための~


どうぞよろしく。