全日本フィギュア2023、男子シングルは宇野昌磨選手が6度目の優勝をきめました!2位は鍵山優真選手、3位は山本草太選手。最終グループは凄い演技ばかりでとても見ごたえがありました。三浦選手、佐藤選手、友野選手も表彰台乗って欲しかった!と思う程、良い演技でした。
 
あと、10位の本田ルーカス剛史選手の演技がとても印象に残りました。シングルでの出場は今回で最後、来季からはペアに専念するそうです。FSのエクソジェネシス、心のこもった演技で大きなミスはなくシングル最後の演技として、有終の美と言っても良かったのではないでしょうか。解説の無良さんも「目に涙が」と感極まってる感じで、コーチ陣も泣きそう、点数出てSBだったことを確認して、本田選手も泣いてるしで、こちらも思わずもらい泣きしそうになりました。
 

 

競技結果

 

◆1位 宇野昌磨

298.04(FS:193.35 SP:104.69)

 

SPではノーミス演技で唯一の100点越え!

FSは完璧といえないまでも、さすがの貫禄、表現面も一歩抜けていたように思います。4Loと4Tでqマークでしたが、それでもFS2位です。

 

FS:ジャンプ構成

前半:4Loq 4F 3A2A  3A

後半:4T2T 4Tq 3S


 

◆2位 鍵山優真 

292.10(FS:198.16 SP:93.94)

 

SP、冒頭4Sで転倒してしまいましたが他は完璧に滑り切れました!

FS、4回転ジャンプは2つなのですが、加点が凄いですね。冒頭4SはGOE4.30。技術点105.51!コストナーコーチがついてることもあってか表現面もとても良くなっていますね!

 

FS:ジャンプ構成

前半:4S  4T1Eu3S  3Lo 3A2A

後半:3A  3Lz3T  3F

 

 

◆3位 山本草太

287.00(FS:192.42 SP:94.58)

 

SP、FS共に、完璧といって良かったのではないでしょうか。

FSで前半、3つの4回転ジャンプを完璧に決めた時点で、ここまで来たら、この後失敗しないでー!と思わず祈ってしまいました。10回目の全日本で初めての表彰台。感動しました。技術点107.04で全選手で一番というのがまた凄い。

 

FS:ジャンプ構成

前半:4S 4T3T 4T 3A1Eu3S

後半:3A  3F2A  3Lz

 

 

◆4位 三浦佳生

280.08(FS:186.17 SP:93.91)

 

体調が悪いようでSP前の朝練には出なかったそうです。それでも4回転をしっかりきめての演技!でも最後のスピンがノーカンで思ったほど点が伸びず4位スタート。

FS、進撃の巨人、勢いと鬼気迫るような迫力が凄かったです。もう三浦選手のハマりプロですね!4SはステップアウトでGOEマイナスでしたが、他のジャンプはとても良かったです。後半の4Tは鉄板ですね。表彰台いったかと思いましたが、惜しくも4位。世界フィギュアの出場はどうでしょうか……。

 

FS:ジャンプ構成

前半:3A1Eu3S 4T 4S 3A

後半:4T3T 3Lo2A 3F

 

 

◆5位 佐藤駿

273.04(FS:183.24 SP:89.80)

 

SP、良かったように見えまたしたが4Fでエッジエラーがついてしまいました。

FS、冒頭4Lz、素晴らしかったです!ステップどんどん良くなってますね。

 

FS:ジャンプ構成

前半:4Lz 3A1Eu3S 4T3T 4T

後半:3A 3Lz2T 3Lz

 

 

◆6位 友野一希

271.52(FS:184.64 SP:86.88)

 

友野選手はのりのいい曲を元気に滑る印象がどちらかというと強かったのですが、今季のFSはしっとりした曲調。ピアノの音色と友野選手のしなやかな身体の動きがとても合っていて素敵な演技でした。ミーシャ・ジーさんの振り付け、合ってるように思います。

 

FS:ジャンプ構成

前半:4T2T 4T 4S 3Lo

後半:3A1Eu3S 3F2A 3A