横浜駅からJRで25分、鎌倉に到着。

駅前に鳥居。参道直結?と思ったけど、何かがか違う。

扁額には、八幡宮近道と書かれています。神社の鳥居ではなく、商店街のオブジェといったところ。ここから先は小町通りという商店街です。土産物屋や、飲食店が並び、とても賑わっていました。外国人観光客も多くて、多国籍な賑わいを楽しめます。

実際通ってみると、八幡宮への近道では無かったです。敷地にはやや近いかもしれないけど、そこから神社の入り口へ回る事になります。

参道を通る方が混雑は少ないです。

駅から徒歩15分くらい。

境内に露店がいくつか。

舞殿と本宮が見えます。下が舞殿 上が本殿。

舞殿

本宮前の階段の中程から見た舞殿。

鶴岡八幡宮の舞殿といえば、四月の鎌倉祭りで静御前が舞ったとされる「静の舞」が行われます。

静の舞は源頼朝に捕らわれた舞の名手と言われた静御前が、鶴岡八幡宮で源頼朝、北条政子の前で舞ったとされる。

「吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」

「しずやしず しずのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」

頼朝の前で、義経を慕う舞を披露した事に頼朝が激怒したが、北条政子がとても感動して頼朝を宥めるというドラマチックな話。

頼朝が怒るのも立場上当然だし、北条政子も素晴らしい。静御前の度胸も素晴らしい、登場人物が全て格好良い名場面、

ですが、当時(1186年4月8日)舞殿は無く、若宮の回廊で舞ったそうです。

静御前は白拍子と言って男装で舞う人。そう考えると時代劇や大河ドラマのシーンとは違うイメージが湧いてきます。

1191年の火災で若宮は焼失、同年に頼朝は本宮と若宮を建立し、舞殿は1193年に建てられた、とか。

階段を登って本宮へ。


本宮

門の中は撮影禁止


御祭神は八幡宮なので、応神天皇、比売神、神功皇后

鶴岡八幡宮の御祭神は京都の石清水八幡宮から勧請されたものです。

大分県宇佐市の宇佐神宮と京都府八幡市の石清水八幡宮、そして福岡県福岡市の筥崎宮が三大八幡宮と言われますが、筥崎宮の代わりに鶴岡八幡宮を入れる事もあるそうです。

鶴岡八幡宮を訪れて思ったのは神社に来ているのにお寺参りをしている空気感。

神宮寺としてお寺と一体になっていた時の名残かもしれない。

本宮をお参りしたあとは摂社にもお参り。

本宮の左の少しだけ高くなって所に丸山稲荷。

一度境内から出て駐車場の横を通って少し行った所にある今宮。ここは参拝者が全くいなかった。

再び、本殿前を通って、舞殿の近くにある若宮へお参り。

白旗神社。

源実朝、源頼朝が祀られています。


2024年4月の第2日曜日15:00から、舞殿にて「静の舞」が行われるはず。

見に行きたいけど、コロナ禍が少し落ち着いてからは通常時でさえ賑わい、鎌倉祭りの時は大変な混雑が見込まれるので、ネット視聴に留めておきます






鶴岡八幡宮 公式HP